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-------- 2024年 --------
小野湖に流入するごみについて新たな経験をしました。(その1)
2022年03月05日
2021年10月14日、小野方面のポイ捨て防止の看板等の設置状況を見る折に、いつもの小野湖小入江でごみの回収を試みました。
当日は予想外に水位が高く、いつもより少ないごみしか回収できませんでした。
いつも見られる肥料袋などは水面下に沈んでいたのか回収できませんでした。
竹や小枝なども見られましたが、大きめの木の枝は少ない印象でした。
まちなか環境学習館に持ち帰って翌日、分別計量作業を行いました。
釣り客のポイ捨てだと思いますがいつも通り、ドリンク剤用のビンもあります。ビンもそうですが、空き缶類もふたが閉まっていて、水に浮く状態のものが回収できているようです。
かためのプラスチックでも水に浮くということでしょうね。
個数と、重量について円グラフに示しました。
やはり個数は弁当容器やトレーの破片、発泡スチロールの箱の破片が多く、常連のペットボトルや栄養ドリンクビンの少ない割にはそこそこありました。
重量としてはビンが最も大きく、次いで水や泥がついているためか発泡スチロール箱の破片、ペットボトル、スリッパや測量杭などと続いています。
年が明けて、2月4日に水位が下がっているようなので、いつもの小入江に寄り、10月に回収できなかったごみを回収しようと思いましたが、水位は今までになかったほど低いのに、どの入り江も流木を含めてごみが全く見られず、大変驚きました。
ちなみに宇部市自然保護協会が例年8月ごろ実施している下の2枚の写真の入江も2021年度はコロナの関係もあり、実施されていません。
気象庁のデータから、秋吉台の7月から1月までの日別雨量の推移と、山口県土木防災情報システム のダム貯水位履歴グラフを示しました。
http://y-bousai.pref.yamaguchi.lg.jp/citizen/dam/kdm_history_graph.aspx?stncd=015&pop=1
図中黄色で囲った部分から、昨年10月中旬ぐらいから徐々に水位が低下し、とくに今年に入ってから水位がの低下していることがわかります。
この水位低下に伴って、入江に残っていたゴミや流木がきれいにダムサイトへ流されたものと思われます。
なお、厚東川ダム管理事務所によりますと、今年度のダムサイト手前からの流木ごみの回収量は1300m3ということでしたが、2018年度はこれを上回る2200m3、2019年度は1400m3を回収されたということです。水位の変化をよく見ると、これらの傾向が理解できるように思います。(文責:M.U.)
(その2)に続く
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