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8月29日(木)プラスチック廃棄物を考えるプロジェクトの第1回の見学会を実施した。
2019年09月04日
8月29日(木)強雨が心配されましたが、プラスチック廃棄物を考えるプロジェクトの第1回の見学会を実施した。
参加者は学生7名、付き添い教員等5名併せて12名でした。工学部からバスに乗って、しばらく行くと大雨でさすが大丈夫かなと思ったが、環境保全センターに着く頃には、幸いほとんど降っておらず助かった。
先ず、焼却工場についての説明を受けました。この施設は、ガス化溶融炉方式で、平成14年竣工から16年経過、建て替え、あるいは延命化の検討がなされたが、延命かが決定しているそうである。10年、元々が20年であるので、合わせ30年の使用になる。
写真上は、ガス化炉からのアルミ、鉄のサンプル、写真下はおそらく資源ごみラインからの不燃分と可燃分で、可燃分は焼却される。
写真上は、リサイクルプラザに搬入される燃やせないごみと、ビン・缶の資源ごみのピットである。
写真下は、見学経路の展示コーナーに置いてあった、資源ゴミラインからの、鉄、アルミ、可燃区分、不燃区分であり、不燃区分にもかなりのプラスチックが含まれているようである。
この図は、見学経路の壁に貼られていたものであり、燃やせないごみと資源ごみの物質フローが示されていて参考になる。
このほか、「宇部市の環境」参考資料、容器包装リサイクル協会のデータを利用して、
次頁のマテリアルフローを分かる範囲で書いてみると、次の図になる。
これらのデータからプラスチック類の物質収支が明らかになればいいが、そのためには、さらに補足のデータ提供が必要である。
ここで、見落としてはならないのが、燃やせないごみ由来のプラスチックであり、これらの一部は焼却炉に回るほか、リサイクルプラザからの破砕残渣として、埋立地に搬出されて、最終処分される。この中にもかなりプラスチックが含まれていることになる。
なお、小羽山校区でのプラスチック廃棄物の新たな分別排出についてのモデル実験については状況を確認する必要がある。
一番印象に残ったのはプラスチック容器包装廃棄物のベールをつくる作業場で、ちょうど木曜日が収集日だったので、パッカー車からの搬入が行われていた。
一旦ここで、袋を破いて、展開し、危険物その他の不適物を手作業で除去すると言うことだった。展開作業は今日やられるわけではないようだが、6,7人が1日かかる仕事量らしい。容器包装リサイクル法の不合理な点でもあるが、各家庭から出された45Lの透明ポリ袋は、容器包装プラスチックではないので、材質的にはPEでいい物であっても、不適物として除かなくてはならないということも非常に印象に残った。
写真下左は、バンドテープで縛られた状態であるが、作業スペースを確保するために仮置きされているものらしく、最終形態のベールは写真下右のように、6方体に巻かれたものである。
これらが、民間のリサイクル工場に運ばれて、ここでさらに不適物の除去が行われるという。
ペットボトルの作業場でも、やはり手選別による不適物の除去が行われているようである。昨年度からラベルを別に外すことになったが、これはリサイクルの用途が、衣服やランドセルなど、PETの高品質なものが求められるため、再生業界からの要望らしい。マジックで何か書かれたものも不適物になるそうである。 (次につづく)
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