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5類になった新型コロナについて久しぶりに考えてみました。

2023年06月03日

最近、身近なところで体調を崩す人が多いように感じる。高齢化やコロナ禍でのストレス、ワクチンの副作用なども考えられるが、Twitter の情報から,月別死亡数の経年データが示され、興味を持った。

厚生労働省が毎年1月に前年の月別死亡数のデータを人口動態統計速報として公表しているので、2019年1月~2023年1月のデータをグラフにまとめてみた。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2023/01.html

新型コロナが問題になり出したのは、2019年の末くらいで、2019年はほぼ影響は受けていないと考えられる。2020年1月24日には中国の武漢市だけでなく、湖北省の13市・自治州が封鎖状態となり、1月31日にはWHOが緊急事態宣言を出した。

世界全体がパンデミック対策に追われることになり、日本でもマスクや手指の消毒、会食制限など、厳しい対応が実施された。2020年度の死亡数は12月2019年とほとんど変わらない。

しかし2021年には死亡数は全体にやや増加の傾向を示し、2022年度はかなりの増加になった。12月で見ると、前年に比べて、24,361人の増加、2023年1月では24,978人の増加となっている。

しかし意外なことに、ワクチンの接種は図に示すように1回目が2021年4月から始まり、ほぼ1ヶ月後に2回目の接種が行われ、第3回目接種は2022年1月から行われた。

4回目は2022年7月あたりから、第5回目は2022年10月頃から、6回目は2023年5月から行われているが、ネットでもワクチンの副作用による自己免疫の低下等々副作用に関する情報が見られるようになり、徐々に接種率は低下している状況にある。

月別死亡数のデータはこのままで行くと次回は2024年1月の公表になるのだろうが、本来ならば早めにデータを整理し、並行してワクチン接種の影響も医学的、統計学的に調査して、対応すべきではないかと思う。

ちなみに、一月の死亡数の増加24,000人、25,000人を実感するため、日本における自殺者数の経年変化のグラフを示した。

1998年から2011年は30,000人を超えていたが、2016年以降は21,000~22,000人程度となっていて、上記の1月の死亡数の増加は年間の自殺者数に匹敵するものである。どちらの数値も下げたいものだと思います。

最近読んだドイツの新進気鋭の哲学者マルクス・ガブリエルの本の中で、2021年2月時点でのパンデミック対策について、多くのことを言及している。

政治家が正しい判断を下すためには何が必要かについて、専門家は専門的な立場から参考になる情報は提供するが、直接政策に口を出すべきではないという意見を述べている。

ワクチン接種を奨励するノーベル賞受賞者山中先生の2021年9月の動画も気になるところ。
https://www.youtube.com/watch?v=TIZ9LRErZvE

要は政治家は関連の様々な分野の専門家の意見をよく聞き、当然のことながら、自分の責任で決断しなくてはならないということだろう。難しいことだと思いますが。

日本では専門委員会の意見を都合よく利用して、政策をとり、責任を曖昧にする傾向がなきにしもあらずです。(文責:浮田)

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