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2022年度第3回ESD研修会における関係者のコメントその1

2023年04月26日

昨年度の第3回ESD研修会は岡山の池田満之さんのオンラインの特別講演をいただいた後、主催者側から3名の方からESDうべ推進協議会の活動や山口県における取り組みの現状や問題点について、コメントをいただきました。

実は特別講演の概要報告も忙しさに取り紛れ、まだできていない状況ですが、このブログでは、ESDうべ推進協議会の立ち上げに尽力いただいた薄井洋基さんのコメントが、現在の当協議会の問題点や今後の課題について非常にわかりやすくまとめていただいていましたので、まずこちらの報告を簡単にさせていただきます。

まず1枚目は、ESDの定義、SDGsとの関係における位置づけ、がわかりやすく説明されています。

ESDは学校教育だけでなく、生涯教育も含め社会全体の連携の下、SDGs達成のための「ひとづくり」を推進することと言うことになります。

二枚目においては、全国的に、地球環境問題の制約条件を抱えつつ、幼年期から高齢者に至るまでの、虐待・いじめ、登校拒否、ひきこもり、自殺、貧富の差による分断拡大、孤独死などが大きな社会問題になっていること。

そしてこの問題解決を図るためには、行政、教育機関、企業・民間団体、自治会等の地域社会が連携してESDを推進することが不可欠であるという構図が示されています。

三枚目は宇部市におけるESD推進の現状に当てはめて、2018年4月に結成されたESDうべ推進協議会の参画団体の位置づけが示されています。

地域社会は各地域の自治会等によるコミュニティースクールの役割の重要性も示唆されています。
また宇部の場合は企業との連携も重要であるとされました。

なお、ここでは示されていませんが、周知のとおり宇部市は2018年5月に内閣府よりSDGs未来都市のひとつとして認定されています。宇部市SDGs推進センターは総合政策部共創連携課が担当しています。

そして宇部の場合は岡山に比べると、参画団体の数が22と非常に少ないことがわかります。

四枚目は宇部市におけるESD推進の課題がまとめられています。

まず、参画団体間の連携、情報伝達が不足しています。行政内でも縦割り行政の問題がありそうです。
 また、ESDのカバーすべき範囲は広いので、現状のESDSうべ推進協議会事務局だけでは、多様な連携活動をカバーすることは難しいです。

行政の情報発信、地域社会への働きかけ、コミュニティースクールの連携強化、そして何よりも教育委員会や教育機関との連携強化を図る必要があるとされてました。

そのためには、ぜひ2023年度に向けては活動強化についての意見交換を行って、新たな体制の確立を目指すべきであるという提言です。

最後五枚目には、二つの活動助成金が紹介され、参画団体が連携して、助成金の申請を行い、新しい動きをつくっていくことも重要ではないかという提案もいただきました。

確かに重要なことですね。何らかの形でチャレンジしていければと思いました。

このような活動の活性化にはやはり若い方々のエネルギーが必要です。
今は、歴史の流れから見ても、これからの未来にとって、たいへん重要な時期であると思われます。

志をもった、若い方々、ぜひ所属される団体としての新たな参画、あるいは既設の参画団体を通して、ESDうべ推進協議会の活動に加わっていただければありがたいと思います。

最後にPPTのご提供・使用を許可していただいた薄井さんに感謝いたします。(文責:浮田)

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