宇部市環境学習ポータルサイト「うべっくる」では、山口県宇部市で行われる環境イベント情報を募集しています。環境イベントに関する情報はこちらからお知らせ下さい。
-------- 2024年 --------
100分de名著 マルクス「資本論」第3回を視た感想
2021年12月23日
投稿者を含め存外、「資本論」読んだことのない人が多いのではないかと思います。斎藤幸平著「人新世の「資本論」」を取り上げ、初めての読書会を企画・参加者募集中ですが、ほとんど手をあげてくれる人がいません。
斎藤さんのTwitterでNHK Eテレの100分de名著に出演されると聞いて、ご自身の本の解説かと誤解していましたが、マルクスの「資本論」だったのですね。
残念ながら最近テレビはあまり見ないので、全て見逃しておりましたが、先日、全4回のうち第3回の一部だけ見ることができました。
第1回 「商品」に振り回される私たち
第2回 なぜ過労死はなくならないのか
第3回 イノベーションが「クソどうでもいい仕事」を産む!?
第4回 〈コモン〉の再生
毎回の概要等については以下で読むことができます。https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/105_sihonron/index.html
商品の生産効率を上げるために、分業化が進み、伝統工芸など職人仕事がどんどんなくなり品そのものの味わいもなくなっていきます。
材料もプラスチックに置き換わり、安価に大量に生産され、簡単にごみとして排出されます。
分業かといえばプロバイダーの客獲得のため盛んに勧誘が行われていますが、契約完成までに多くの関係会社やそれぞれの部署との電話での対応があり、こちらから、疑問が生じて、連絡する場合はつながりにくいとか、相手も全体を捕まえているわけでもないので、とくに高齢者にとっては戸惑うことが多いです。
そして契約更新した暁には、返って費用がより高くなっていることも経験しています。電話先の若い人たちはいわば、分業させられているわけであり、これで、働く充実感が得られるか、極めて疑問です。
第3回はブルシット・ジョブがテーマでしたが、この部分を呼んでも具体的にどんな仕事がブルシット・ジョブなのかイメージがはっきりしません。
このコロナ禍においても、生きて行くうえで不可欠なもの、例えば食料を生産し流通する仕事などはさほど大きな影響を受けなかったでしょうし、わりを食った仕事は相対的に重要度が低い仕事であったと言えるかもしれません。
これからAIの更なる進展により、単純労働はますます機械にとって代わられ、失業者が増える可能性があります。社会的にそれを放置しておくことはできませんので、どうでもよい仕事を適当に用意するということになるのでしょうか。
里山や里山を良く管理して、食料生産や木材資源の生産する仕事や、資源の少ない日本として教育が重要であるので、教育分野など、やりがいがあるのに、手薄になっている分野で生きて行けるような政策が求められるのではないでしょうか。(M.U.)
Copyright © Ube City Kankyo-Portalsite all rights reserved.
1414 0
ツイート
この記事のURL: http://437338.fd6au1zn.asia/blog_view.php?id=5832
◆ 現在、コメントはありません。
この記事へコメントを投稿します。