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7ひとづくり財団の環境活動等実践講座で「循環型社会におけるごみ処理のあり方」について考えました。
2021年07月09日
7月8日は山口県ひとづくり財団の環境活動等実践講座で「循環型社会におけるごみ処理のあり方」について考えました。
午前中は1時間半の講義、午後は周南地区のリサイクルプラザと山口エコテックの2か所の見学を行いました。
参加者は定員30名のところ20名で少なめでしたが、慶進高校生1名を含め、意外に受講者の年齢層は若い方々が多くよかったです。
山口エコテックは山口県独自のごみ焼却灰のセメント原料へのリサイクルのための前処施設ですが、場内の撮影ができませんでしたので、前半の周南市リサイクルプラザペガサスの紹介をします。
はじめの説明動画で、印象を新たにしたのは「その他プラスチックごみ」の分別収集です。この区分は破砕処理後、近くの東ソーセメント工場で原燃料として利用されます。
左側の写真手前のごみピットは「その他プラスチックごみ」のピット、奥側のピットはプラスチック容器包装のピットで、その他プラスチック用のピットの約3倍の容量です。
右側の写真は違う角度から「その他プラスチックごみ」のピットを見たものです。
周南市のHPからその他プラスチックの説明文です。
https://yamaguchi-kataduke110ban.com/shunan-city/9766.html
今後、燃やせないごみ、粗大ごみのプラスチックの適正処理リサイクルが課題になると思いますが、周南市のこの方式は注目に値します。
周南市のリサイクルプラザは、宇部市や山口市に比べると見学しやすいです。プラスチック容器包装の手選別ラインの不適物除去作業で注目されたのは薄オレンジ色の袋です。
これは周南市の指定袋であり、材質的には何ら問題ない素材ですが、法律上集める対象の容器包装ごみではないので、面倒な作業をしていることになります。
このあたりの合理化も必要だと思われます。
1階入り口付近の展示コーナーには 火災の主な原因になっているリチウム電池の混入防止を注意する展示がありました。
周南市のごみ分別で、もう一点注目されるのは、処理困難物です。
はさみ、カミソリ、包丁、草刈機の刃、かま、のみ、針、カッターの折刃、釘、画鋲、窓ガラス、コップ、茶碗、植木鉢、鏡、ライター、コンロ点火用ライター、カセットボンベ、スプレー缶、蛍光管、電球、グロー球、火鉢やかまどの灰、家庭菜園用の土袋や肥料袋、マルチフィルム、「まぜるな危険」と表示がある家庭用薬剤で除草剤や殺虫剤などの容器、在宅医療品(バッグ、チューブ、カテーテル等)、塗料・オイル・シンナーなどの空容器、水銀を使用している体温計や温度計、ワイヤー・メジャー(巻尺)・自転車等のチェーン・カセットテープ・ビデオテープなどの長尺類、乾電池(マンガン、アルカリ、リチウム)、ボタン電池、乾燥剤(石灰系、シリカゲル)・脱酸素剤・鮮度保持剤・使い捨てカイロ、アイス枕、保冷剤・ゼリー状除湿剤・接着剤、 ドライバー・ペンチ・バール・鉄アレイ、コンクリートブロック、れんが、瓦類など。
であり、出し方についても、一度に3袋まで、1袋につき10㎏程度を限度とすほか、各品目についてきめ細かく説明が書かれています。
なお、上記のリチウム電池の関連については「充電式電池は市で収集できません。家電小売店などの回収ボックスへ。」となっています。(M.U.)
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