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11月10日に行われた中川河口周辺の清掃活動で回収されたごみのデータです。
2020年12月21日
たいへん遅くなってしまいましたが、11月10日に行われた中川河口周辺の清掃活動で回収されたごみのデータです。
この度は、藤山中学校3年生115名、宇部西高校グリーンライフ受講生25名を中心に150人近くの参加があり、当方の準備不足などあり、データの様式がそろわず、整理に大変長時間を要してしまいました。時間の関係で、集めたごみを丁寧に分別・計量する余裕はありませんでしたので、37班もの小グループごとに、可燃ごみと、不燃ごみ別に、それぞれ集めたごみの分別項目ごとに個数を数え記録してもらい、重量については可燃ごみ、不燃ごみについて計量してもらう方法をとりました。
藤山中学校では、参加予定の3年生全員に事前の授業を11月4日に行いましたが、ヒヌマイトトンボ生息代替地の経緯と概要、水・底質モニタリング、防災との関連、代替地に生息する昆虫類の話をそれぞれ4人の専門家にお願いしたこともあり、また十分な準備ができていなかったこともあり、10日の現場作業の説明は十分にできませんでした。
現場作業については、10日当日の作業開始前に説明をしましたが、データシートにガラスびんの項目が抜けていたこと、ボール類を不燃ごみの欄に入れていたミスももあり、集計に大変手間取りました。
先の円グラフは、藤山中学生が担当したA、B地区の回収ごみの種類ごとの個数の割合と、同様に西高生が担当したC地区の回収ごみの個数の割合を示しています。
A,B地区では総個数2593個のうち可燃ごみが約80%、不燃ごみが約20%を占め、C地区では総個数641個のうち可燃ごみは約31%、不燃ごみ69%を占めました。
C地区は10年近く清掃がおこなわれていないこと、やや地盤が高めで、中川の内水位が相当上がった時にごみが流れ込み、同様に細かく軽いごみは流れ去りやすい可能性も考えられます。菓子袋やペットボトルの蓋の割合が少なく、アルミ缶やスチール缶の割合が多めです。
とくに重量については、結局、これまで中川河口から回収した各種類のごみの1個当たりの重さから、それぞれの個数を乗じて推定し、また比較的多くの班で可燃ごみ、不燃ごみ別の重量が記録されていたので、それらと照合を図りつつ、推定することにしました。
下の表は、A、B地区とC地区に分けて、個数に対応した推定重量を、まず可燃ごみについて整理した結果です。
同様に、不燃ごみについての結果を整理した結果です。
重さとしては、A、B地区からは87kg、うち可燃ごみは59%になります。
同じくC地区からは25.5kg、うち可燃ごみは38%を占めます。
両方合わせると、113kg、うち可燃ごみは61kg、不燃ごみは52kgという推定結果になります。
当日午後に市の環境保全センターに搬入したごみの計量結果は可燃ごみ70kg、不燃ごみ40kgということでしたが、計量精度が10kg程度のようなので、誤差範囲に入るのかと考えます。
そんなわけで、今回はデータの正確さから言うと、反省すべき点が多々ありますが、現場で色々試行錯誤しながら、回収しつつ、計数したり、それぞれ工夫して計量したりして、参加した人たちが、何かを感じてくれたとすればそれでよしとすべきではではないかと思います。
参考までに、個数について、降順に多いものからA、B地区、C地区について並べ替えた表を示します。ペットボトル、発泡スチロール破片などはいつも多くて目立ちます。
最後に参加してくれた中学生、高校生の方々、お世話いただいた藤山中学校、宇部西高等学校の先生方はじめ、協力していただいたボランティアのみなさまに厚くお礼申し上げます。
末筆ながら、この事業は今年度ESDうべ推進協議会が、山口県ひとづくり財団から環境活動団体支援事業助成を受けて実施できたものであり、感謝申し上げます。
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