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先日いただいたコメントについて

2020年07月07日

「梅雨になりました」という投稿について、以下あのような質問があり、以下のようにお答えしています。

熊本などでは現在多数の死者が報告されていますが、なぜ山口では災害級の雨が滅多に降らないのでしょうか?

コメントありがとうございました。ブログの投稿者ではないですが、わかる範囲でお答えします。死者・行方不明者が出た気象災害について、下記の資料を参考にして、平成の時代の山口県と熊本県について比較してみました。
その回数、死者・行方不明者数、床上浸水家屋数それぞれについて、山口県、熊本県それぞれ、17、13回、55、97人、4549、5501家屋数となり、1回あたりの犠牲者数は3.2人、7.5人と、確かに熊本県のほうが激甚性が大きいようです。地質や地形にも左右されると思いますが、雨の激しさについても、南西方向から雨雲が九州山地にあたり雨となり、そこを過ぎて山口県に至るときには雨脚がいくらか衰えるのではないでしょうか。

山口防災ガイドブック2020年4月 Ⅱ.山口県における災害  https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cmsdata/9/2/a/92a7d1493ed0fa04eaab58d6e4a0ce75.pdf
令和2年度 熊本県地域防災計画の(資料編) http://cyber.pref.kumamoto.jp/bousai/Content/asp/topics/topics_detail.asp?PageID=6&PageType=shiryo&id=1272

雲の流れはそう簡単ではないですが、以下のURLで、過去の災害時の雲の動きを動画で見ることができます。便利な時代ですね。(MU)

https://tenki.jp/past/2020/07/04/satellite/japan-near/

今朝7/8の新聞に、この時期に頻発する豪雨の仕組みが解説されていました。
先日のうべっくるブログの回答では梅雨前線の事に触れていなかったので、補足修正します。

梅雨前線は、暖かい空気と冷たい空気の境目で、5月上旬から8月上旬にわたって日本の上空で発生し、時間をかけて北上する、停滞前線です。

南西方向から温かく湿った空気が移動してきて寒気団とぶつかり合うことで上昇気流が起こり、雲が発生し、この雲が多くの雨を降らせることになるようです。

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