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ポータルサイト“うべっくる”のこれまで5年間程度の発信状況を調べてみました。

2020年06月22日

2020年度のうべ環境コミュニティーの新理事会や、久しぶりに開催した定例会でもポータルサイトうべっくるの発信状況はどうなっているのかという質問がありました。

これまで宇部市への月次報告や年次報告には詳しい報告をしていますが、あらためて2015年度~2019年度の5年間を中心に発信状況を振り返ってみました。

まず、各年でアクセスが多く関心が高かった記事ベスト3を、ブログ、フェイスブック、ツィッターのそれぞれについてリストアップしてみた。

この順に情報量は小さくなります。FBは30代~50代の現役世代、Twは10代~30代の若い人向き、ブログは興味ある人にじっくり落ち着いて読んでもらうイメージを持っています。ブログの記録はポータルサイトの中でやっていますので、古い記事もたどりやすく一番記録性がある。

ブログについては、比較的難しいものでも内容が濃い記事が時間とともにアクセスが増えていくようである。地域の人ばかりではなく全国から見られている印象がある。
フェイスブックは割にローカルな身近な話題で、大人数が参加するイベントなどに関心が多い。
またツィッターについては、フェイスブックより話題性が広く、社会的な問題についても関心が示されることがあり、有名なアーティストの話題などにも関心が高い傾向がある。

次の表は、前表のブログベスト3を調べる段階で、発足時から2019年12月までの、その時点で相対的に関心度が高かった記事を年代順にリストアップしてみたものです。
2012年から2014年については、当時、多くの支援者がボランティアで企画運営に参加していただき環境サロンの開催に力を注いでいたこともあり、環境サロンの概要紹介記事のアクセス数が多いことが分かる。

2014,15年度は当時2代目の館長を務められた西村さんが公害問題や、化学物質に詳しく、そのような関係の専門的な情報発信に比較的高い関心が示されている。

2016、17年度は指定管理第2期に入るとともに、2年間環境省の「こども達の生きる力を育むための地域教育力向上プロジェクト」の実施があり、多忙な時期となりましたが、3代目の薄井館長による専門的な情報発信等にも比較的高い関心が示されている。

2018,19年度は世話理事の高齢化等もあり、情報発信の多様性が低くなった印象がある。

ただ、アクセス数が年とともに低下しているのは、発信情報の質的低下が原因ではなく、特にブログ記事については、時間の経過とともにアクセス数が増大する傾向があることに注意が必要である。

この図は、銀天エコプラザ通信4月号を発行したことを発信する記事のアクセス数であるが、年を遡るほど、アクセス数が高くなる傾向がある。

この動きと平行して先ほどのブログ記事ベスト3のアクセス数平均値の変化、あるいは環境サロンの最終報告会の報告ブログは内容により凸凹はあるが、エコ通信記事にアクセス数の動きと平行していることがわかる。

参考までに最近4年間2016年4月~2020年3月のブログ、フェイスブック、ツィッターの1日アクセス数の推移を示す。

2016年度の初めのツイッターのアクセス数が多いのは、学習館開館状況を自動配信していたためである。

2019年度は1日あたりツィッター200~250人程度、フェイスブック100人~150人程度、ブログ50~70人程度のアクセスとなっている。

また、投稿数あたりのアクセス数は、ツィッター299~300人、フェイスブック100~150人、70~130人程度となっている。

今回、どんな投稿が関心が高いのかに注目して、これまでのデータを振り返ったが、ブログはともかくとして、フェイスブック、ツィッターとも、2,3年以上前に遡ってデータを得ることは実質的に難しいようであり、その意味では、月次報告や年次報告できちんとデータをまとめていくことが大事であることを感じた。

今後は、きちんとしたオリジナルな情報を発信すること、多様な情報を発信すること、特に伝えたい情報には、♯ハッシュタグを工夫する、時には広告宣伝費を使うことも検討するなどに心がけて、伝えたい人に伝えたい情報を届けられるよう努力する必要がある。

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