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第10回周南地区地域対話の参加メモ続報です。
2019年11月15日
この図は、周南市から提供された、環境省実証事業の周南市関連の全体像を示した資料のコピーです。
圧縮水素をボンベで輸送して利用する徳山動物園、道の駅ソレーネ、液化水素を水素ステーションを介して配管輸送して利用する周南市地方卸売市場、燃料電池車輌への水素充填施設、周南地域地場産業振興センターが紹介されています。
周南市の取組をまとめた、経産省の資料も参考になります。
https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy/nenryodenchi_fukyu/pdf/002_04_02.pdf
この図は、平成27年度から5年間にわたる実証事業として、全体像をしめしたものであり、あたらしくバッファドラムから直接、隣接のスポーツジムへの供給、液化水素のタンクローリーによる下関市への輸送と下関漁港での利用も新しく加わっています。
周南市鼓海にある地方卸売市場の水素利用施設を見学させていただいた時の写真です。
液化水素をタンクローリーで運搬して、水素ステーションに貯蔵し、道路沿いに設けられた燃料電池車への水素充填施設や、卸売市場の利用施設に配管で供給されます。
ホンダの水素燃料電池車です。左上の写真は災害時などにクルマの水素燃料電池で発電した直流の電気を交流に変換して、非常用電源として利用するデモンストレーションです。
青いクルマは、ニッサンの燃料電池車です。
先の水素ステーションから配管で場内を送られ、発電施設で、市場の電力として利用されています。また余熱も花卉倉庫の空調用に利用されていました。
卸売市場内で稼働するフォークリフトは、水素燃料電池車で、先ほどの水素充填施設で充填されます。
卸売市場の2階には、水素学習室も設けられていて、小中学校の社会見学にも活用されているようです。
今回の周南市環境保全協議会による地域対話は、水素利活用にテーマを絞って、現場見学も含めて行われたので、非常によい勉強になりました。
今後は再生可能エネルギーから生産した水素が実用的に利用できるようになればいいと思います。
宇部地区環境保全協議会もありますので、日本化学工業協会傘下の化学工場のみによるRC地域対話を拡大して、是非他業種の工場も含めた、このような地域対話を考えていただければありがたいと思いました。
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