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幸福度指標について少し調べて考えてみました。
2019年08月19日
ブータンはずいぶん早くから国民聡幸福GNHを国の目標にしているということに驚きました。
表にあるように、以下の9つの要素の総合点として、指標化されています。(1)暮らし向き、(2)体の健康、(3)心の健康、(4)教育、(5)環境、(6)文化、(7)時間の使い方、(8)コミュニティーの活力、(9)よい政治 です。
なかなかよく考えられた項目のように思われます。
国際連合の持続可能開発ソリューションネットワークが発行する、幸福度調査のレポートでは、経済的な豊かさ、健康寿命、人生選択の自由度、寛容さ、社会の腐敗度の6つの要素を総合した幸福度指標を157カ国について毎年報告しています。
北欧諸国など、いわゆる先進国のランクが高い傾向があります。
2016年の結果では、日本は53位になっています。社会の寛容さ、社会の腐敗度の評価が低めになっています。社会の寛容さは、石田徹也さんの絵 http://www.ubekuru.com/blog_view.php?id=5215 で表現された、生き苦しさを反映したものといえるでしょう。
日本の順位は2019年度には59位に低下しているようです。
インドネシア、中国もブータンやラオスもあまり高くない。イラン、イラク、インド、エジプトも低位です。最高点のデンマークの7.526から最低点ブルンジ2.905となっています。
ブータンの評価が高くないのはやや違和感がります。GDP一辺倒の目標より、望ましいことは確かですが、価値観によって、相当異なった幸福度指標となることには注意する必要があると思われます。
一方、スイスの「WIN/Gallup International」という調査機関が発表している、世界の「純粋幸福度」によると、フィジーが1位、その他、先ほどの国連の幸福度調査のレポートで順位の低かった諸国が高いランクになっています。
今回は、55カ国、計53,769人を対象に、対人や電話での調査、インターネット調査などにより、①とても幸せ、②幸せ、③幸せでも不幸でもない、④不幸、⑤とても不幸の5段階で評価してもらい、①と②の合計割合から④⑤の合計割合を差し引いたものを幸福度としています。
主観的な幸福度としてはこちらの方が実態に近いような気もします。
みなさまはどうお考えですか。
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