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NHKスペシャル「AIに聞いてみたどうすんのよ!?ニッポン」の感想、続報です。
2017年07月24日
40代の一人暮らしが日本を滅ぼす、という問題提起でしたが、司会の有働アナ、マツコお二人とも40代独身に該当します。
40代の一人暮らしが増えれば、社会の貧困化が進み、少子化が加速し、地域の空洞化が起きる、扶助費が増える、自殺が増える などが示されています。
40代一人暮らしが1.2倍になると、合計特殊出生率が12%増、空き家数27%増、餓死者数49%増の予想が示されています。
アンケートで40代一人暮らしの男女にアンケートをとり、分類分けが示されました。女子は積極的な充実キャリアタイプが55%と多いですが、男性の場合は仕事バリバリのタイプは38%と全体に女性より、消極的な傾向が見られます。
40代の男子のお一人さんは全人口のわずか2.1%ですが、あるスーパーの非常勤職員をしている男性の収入は12万円しかなく、その中で4万5千円の住居費は苦しいものがあります。
借家建設の側からすると、ファミリータイプの方が投資効果があるので、厳しい状況にあるようです。
1坪当たり千円の賃貸家賃に援助を出せば、40代一人暮らしは38万人減となるとされ、このようなAIデータ解析から、有効な政策を考えることができます。
マツコのコメントとして、農林漁業者を増やして出生率を上げることにも寄与するし、食料自給率を上げることにもつながるので、おすすめではないかとしていましたが、同感です。
世の政治家達もどんどんこのようなデータ解析を通して、有効な政策をすすめてもらいたいものだと思います。
右の写真は「仕事を面白がるな」という提案にやや当惑気味の有働アナの表情です。
このようなAIのことを恥ずかしながら初めて意識して聞いたので、大変勉強になりましたが、昨今、こども達の教育に関心をもって、ESDの指針に取り組んでいる我々にとって、考えさせられることも多かったです。
下の写真は経産省関係の資料の一部ですが、AI/ビッグデータの想像以上の急激な進歩に、ついて行けないと日本経済も大変なことになるようです。
「宇部方式」の基礎となった公衆衛生学の疫学に興味を持つものとして、この世界も日進月歩の状況になるのかなと思いを新たにするとともに、老兵の果たすべき役割についても考えさせられました。
(文責:浮田)
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