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環境首都フォーラムinうべの一部紹介です。菜の花プロジェクトについて

2017年01月25日

1月18日、19日の両日、湖水ホールで「環境首都創造フォーラム2016 in 宇部」が宇部市の主催で開催されました。
環境問題に熱心に取り組んでいる10市町村の首長10名が参加され、パリ協定の発効に伴う地球温暖化対策を主要テーマとして活発な議論が行われました。

市内の環境関連団体からも、オブザーバーとして、ほとんど発言の機会はなかったですが、かなり多くの人達が参加しました。

初日の講演で興味深かったのは、菜の花ネットワーク代表藤井絢子さんの「東近江市の持続可能な地域社会づくり」と題したお話でした。

藤井さんは、40年以上前から琵琶湖の富栄養化の原因の一つであった有リンの合成洗剤を石けんに切り替える運動を進められたことで知られていますが、その後も、菜の花プロジェクトや東近江市を舞台に、持続可能な地域社会づくりを実践されて、先進的な活動を継続されています。

菜の花を例にとった、循環のシステムは、昔は当然のシステムでしたが、現在はあまりなじみないものになってしまっているようです。

東近江みちぶしん曼荼羅という、多様な市民グループの活動が紹介されましたが、非常に多くの団体が関わっていることに驚きます。

また、その中のいくつかの団体の活動には、市の職員も20名弱関わっているようで、これもユニークな動きと言えます。
議論では公務員も複数のわらじを履くべきではないかという意見もあり、ボランティア活動に携わる人間としては、確かにそうあってほしいという思いもあります。

藤井さん達の考える曼荼羅の10のテーマを実践する場合、いつもその目的、「持続可能な地域をつくる」ということを意識することが大事とされています。

たしかに、食の自立、エネルギーの自立、一次産業の再生、働く場の確保、地域の活力再生、スローライフ、三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし。+1は経済のようだがあえて言わなくてもいいのではないか)、いずれのテーマも、これから持続可能な社会を目指して、社会を変えていく上で、重要なものであると思います。

「主体が自ら考える力を高めると、活動が広がる。」 とあるが、それぞれ市民が自立して、人生を悔いないものにするために、何をなすべきかを考えて、自分にあった活動に参加するという意味合いなのだろうか。大人のESDのようなものかな。

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