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-------- 2024年 --------
ヒヌマイトトンボ代替地の草刈りの下見がありました。
2016年04月07日
4月6日、宇部市生物多様性応援団、自然保護協会、小野湖の水を守る会、山口むしの会、里山ビオトープ二俣瀬をつくる会、うべ環境コミュニティーのメンバーが、5月、6月に予定されている草刈及び観察会(下記)の下見に中川河口のヒヌマイトトンボ代替地に行きました。
★草刈・清掃活動・・・第1回目:5月14日(土)or15日(日)AM
第2回目:6月4日(土)or5日(日)AM
★観察会・・・6月25日(土)or26日(日)AM雨天中止
指導員の管さんの話では、ヒヌマイトトンボの幼虫は2cm前後に育っていると言われましたが、代替地内の水は滞留しているようで、満潮時に期待する、厚東川からの塩水浸透水が供給水路から代替地内に入っている状況ではなかったです。
出水時、中川の水位が上昇した時には、中川ポンプ場側から淡水が供給されるでしょうが、今の時期はさほど雨が降りません。
ヒヌマイトトンボの成長段階毎に、水位や塩分の条件がどのように絡むのか、複雑で、人工的にその条件を作り出すことは、簡単ではありません。
長年、検討委員会の委員をしていますが、恥ずかしながら、複雑な水の動きが完全に頭に入っているわけではなく、やはり時々現場を見る必要があると痛感しました。
湾岸道路及び中川改修に係る一連の工事が終了したため、今年度からは、県土木の方では、充分な維持管理費が出ないことになるので、草刈やごみ回収などを地元等のボランティアに期待する状況になってきています。
昨日は、代替地北側はたいへんきれいに整備されていました。目立ったごみもほとんど片付けられていました。
管理が必要なのは、東側(厚東川側)の観察通路、南側(海側)の斜面と観察通路のあたりです。
代替地の一番南側(海側)、小島の北側には、水路があり、代替地と中川を繋いでいる形です。
一応、厚東川に近い方が上流側と思いますが、下流の中川側は、立派な石組みの橋のようなものも見られます。もとはどういう目的で作られたのでしょうか。
このエリアは、山口県土木建築事務所が1998年以来、希少種であるヒヌマイトトンボの生息に配慮して、代替地造成等、長年誠実に取り組まれてきた貴重なフィールドであり、ぜひ地元の人々を含めて、適切な管理と利用が望まれる所です。
係わってみたいと思われる方は、是非生物多様性応援団等の関連団体にご連絡いただければと思います。(U)
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