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今日10月23日は化学の日です
2015年10月23日
10と23、そして化学といえば化学が大嫌いという人以外はピンとくるのではないでしょうか。
そう、6.023×1023、アボガドロ定数です。
この10と23で10月23日、化学の日です。
化学への窓口は液体を混ぜて、色が変わる、そして何らかの気体が発生する、熱が出るという目に見えたり、体感する現象から始まります。
しかし、学年が進み、目に見える、感じる世界から突然、極小、感じることのできない世界、原子、分子といった世界に入るまさにその窓口がこのアボガドロ定数ではないでしょうか。
ここで化学により一層、興味を示し、入り込む人、いや、なにやらさっぱりわからないと化学から遠のく人の分かれ道の様な気がします。
こうして書いている当人も同じ経験を中学か高校時代に経験しました。
しかし、ちょっぴり苦戦はしましたが、どうやら乗り越えました。
物質には、それぞれその物質を構成する原子の数が決まっています。
たとえば12C、すなわち質量数12の炭素原子12gを構成する粒子の数、これは6.023×1023個と決まっています。この炭素12gを構成する粒子の数のことを アボガドロ数と言います。
そして常温常圧の気体であれば6.023×1023個の気体は22.4ℓ、そしてこれが化学特有の単位molになります。
だんだん、頭がこんがらって来る方も、とりあえず続きは次回にということでそもそもこのアボガドロ数は誰によって発見されたのでしょうか。
1776年イタリアの当時サルデーニャ王国に生まれたアメデオ・アヴォガドロ、かれが1811年、『物質の基本粒子の相対的質量とこれらの化合比率を決定する一つの方法』と言う論文をフランスの科学雑誌『コント・ランデュ(フランス語版)』に後に有名となる同圧力、同温度、同体積の全ての種類の気体には同じ数の分子が含まれるアボガドロの法則を発表した。
発表当時は難解で理解されなかったがその後、理解が進み、彼の死後「アボガドロの法則」と名付けられ、その後の化学の大きな基礎の法則となりました。(P)
※お詫び、本文中の1023は10の23乗です。23の上付き表示がうまく出来ておりません。
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