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今日10月5日はレジ袋ゼロデー
2015年10月05日
日本チェーンストア協会が2002年に、ゴミ減量のために買物袋(マイバッグ)の持参を呼びかけるために制定したものです。
レジ袋の誕生は1965年ころ、梨狩りで使っていた竹で編んだカゴが女性客のストッキングに引っかかることが不評だったため、それに目を付けた製袋メーカが今までにあった取手付きのポリエチレン袋の上部に「封止弁」(縛って袋を閉じる部分)をつけて改良し誕生したとのこと。
これが好評だったためスーパーがレジ袋に応用したのがはじまりとされています。
70年代後半には、丈夫で使い易く紙袋よりコストが安いことから、瞬くの間に多くのスーパーで使用されるようになり、レジ袋は私たちの生活に定着していきました。
現在、使用されているレジ袋のほとんどが、高密度ポリエチレン(HDPE)製です。
高密度ポリエチレンは、原油から沸点の差でガソリン・灯油等とともに生産された「ナフサ」からエチレンを精製。中圧~低圧をかけて製造されます。
業界団体の試算では、レジ袋1枚を製造するのには原料の原油に換算して18.3mLが必要とされています。(内訳:レジ袋になった原油+製造過程のエネルギー)
つまり、有限の化石燃料を使っていることになります。
現在、日本ではレジ袋の有料化、マイバックの浸透などで使用率も徐々に少なくなってきてはいますがコンビニストア、総合スーパーなどでの使用率が高く、国民1人当たり300枚が使われています。
レジ袋の使用状況について世界に目を向けると世界で毎年1兆枚、1分間で約200万枚のプラスチック製のレジ袋が使い捨てされている。
また、レジ袋の使用量は国によって大きく異なり、東欧諸国では多くの人が年間400枚以上使っているが、デンマークやフィンランドでは年間わずか4枚である。
アメリカでは、これまで133の市・郡で反レジ袋法令が可決されているとのこと。
廃棄されたレジ袋は土に返ることなく自然界に残るものがほとんどであり、山や川、海などに捨てられたレジ袋を野生の動物・魚が飲み込み、窒息したり消化できずに命を落とすといった問題も起きています。
一人一人のちょっとした意識の改革、そして努力で有限の化石燃料の使用削減、そして環境にやさしい世界にしたいものです。(P)
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