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生物多様性シンポジウム~親と子の生物多様性教室~に参加しました。

2012年07月01日

昨日はアクトビレッジおので開催された、宇部市生物多様性地域連携保全活動計画策定協議会・宇部市主催の標記イベントに参加しました。当学習館からも4名が参加しました。午前中は市長あいさつと角田正明先生のきびしい自然を生き抜くための昆虫たちの知恵に関する特別講演を聴きました。

午後は、野鳥観察、ネイチャーゲーム、昆虫観察その他がありましたが、わたしは昆虫観察に参加しました。アクトビレッジおのの敷地内をぐるっと回るだけで、非常に多くの昆虫とそれにまつわる話が聞けました。
ウスバキトンボが沢山飛翔していましたが、フィリピンから北海道まで移動するそうです。カバマダラは長距離移動するということは知っていましたが、びっくりです。芝生のところにエンマコオロギが沢山いました。ミノムシにもさまざまな種類がることがわかりました。

スズメガの幼虫はさわってみると、緻密なビロードのような手触りでした。アシナガバチの巣は自分で噛んだ繊維で作られているので、スズメバチの巣に比べて、和紙と洋紙のような違いがあり、非常に長持ちするそうです。セイダカアワダチソウのヒゲナガアブラムシはテントウムシの餌などになるようです。外来種として嫌われていますが。ケンタッキー州ではGold crest といって大事にされているそうである。

さすがこども達は目が良くて、色々なものを見つけてきて先生に質問します。おかげで、今日はマメコガネ、キリギリス、シオヤアブの3組も虫の交尾を見ることができました。さすが小野地区は自然が豊かであることを実感しました。まちなか環境学習館の周りでも丹念に捜すと、けっこう色々な虫がいるのかも知れませんが、やはりとても小野にはかないません。今日現場で伺ったお話は自分も知らなかったことばかりであり、大変いい勉強になりました。

それと印象に残ったのは、こども達の、好奇心旺盛で、感性の豊かさです。今日、参加したこども達は日頃関心のある家庭のこども達で特別なのかも知れませんが、こういった学習を学校教育の中に是非取り入れていただきたいと思います。きっとこども達の感性が豊かになり、学ぶ力や、生きる力がつくことに結びつくのではないかと思います。
総出で頑張られた環境政策課ほか関係者の方々ご苦労様でした。(館長)

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