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1月27日2023年度第2回ESD研修会が宇部市総合福祉会館にて行われました。

2024年02月03日

 最初に藤田美佐子課長から教育委員会における教育支援課の位置づけや役割について説明があり、教育支援課の主な業務は、特別支援教育に関すること、いじめや不登校に関すること、青少年の非行・問題行動に関すること、青少年の健全育成に関することであるとされた。

また、宇部市は令和4年3月に第二期教育推進基本計画を策定し、基本理念は”「自立」と「共存同栄」、宇部を愛し、未来を拓くひとづくり”となっている。
その中で、4つの基本目標が定められているが、ESDにつながるものがあるとされた。
1)子供たちの夢・希望の実現に向けた学びと社会の変化に対応した教育を推進する。
2)共生社会の実現とSDGsの達成に向け、人と人とが助け合い、支えあう教育活動を推進する。3)生涯にわたり学び続ける環境と地域ぐるみで子どもを支える体制を整える。4)安心・安全に過ごせる質の高い教育環境を実現する。
https://www.city.ube.yamaguchi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/003/805/ed-keikaku_3-1.pdf

一方、新学習指導要領(小学校では令和2年度、中学校では令和3年度から全面実施)の前文には、
「これからの学校には,こうした教育の目的及び目標の達成を目指しつつ,一人一人の児童が,自分のよさや可能性を認識するとともに,あらゆる他者を価値のある存在として尊重し,多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓らき,持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる。」とESDの精神が書かれていると紹介された。
また、ESD の視点に立った学習指導で重視する能力・態度として、以下の7つあげられていることも紹介された。
① 批判的に考える力、② 未来像を予測して計画を立てる力、③ 多面的・総合的に考える力、④ コミュニケーションを行う力、⑤ 他者と協力する態度、⑥ つながりを尊重する態度、⑦ 進んで参加する態度
https://www.mext.go.jp/content/20210528-mxt_koktou01-100014715_1.pdf
このように学校においても、いろいろな学びの場が設定され、学校外でもフリースクールや通信教育などESD的な教育がすでに実践されてきたと考えているとされた。
またコロナ禍により社会システムやライフスタイルが急激に変化した。その影響が子供たちの学校生活に影響を与え、不登校やいじめに与えた影響は大きかった。知識や技術だけではなくて、学校で身につけてほしい力、コミュニケーション力、他者と協力する態度、繋がりを尊重する態度などが育まれにくい状況であったのではないかとされた。

つづいて、現場の状況については、課長同格 石﨑 輝彦 指導主事の方から説明していただいた。

 現在の学校現場、授業のスタイルは、昔と比べれば随分違っている。小学校1年生から中学校3年生まで全ての児童にタブレットが配布され,先生が問題を生徒のタブレットに送り、子ども達30人なら30人の考え方や答えが、タブレットを通して電子黒板に提示される。先生が一方的に教えるのではなく、ファシリテーター役であり、子ども達が授業を作っていくようなスタイルになっているそうである。

 全国すべての学校で、全国学力学習状況調査が毎年4月に、小学校6年生と中学校3年生を対象として、教科に関する調査と、生活習慣や学習環境等に関する調査について行われているそうである。(参考:国立教育政策研究所 令和5年度全国学力・学習状況調査の結果(概要) https://www.nier.go.jp/23chousakekkahoukoku/report/data/23summary.pdf

 宇部市の小中学校についての上記、生活習慣や学習環境等に関する調査結果を平成2015年、2017年、2021年、2023年の推移を示す貴重なグラフを示されたが、配布資料からは省かれていたので、図の紹介は控えている。

 「自分には良いところがあるか」については、コロナ前に比べて、肯定的な小6児童の割合はやや低下の傾向を示すが、2023年には向上していること、また小6に比べて中3は授業内容が難しくなることも反映してか、やや低めになる傾向があるものの、コロナ禍の影響は受けず、むしろ徐々に自己肯定感は少しずつ向上している傾向が見られることは注目される。
 「将来の夢や目標を持っているか」についても、ほぼ同様の傾向を示すが、2023年においてもコロナ前に比べてまだ十分な回復が得られていないようである、
 また、「地域や社会の一員として地域に貢献したい」と思っている割合は、コロナ禍において、むしろ少しずつ向上の傾向を示し、2023年においては、2021年に比べても大きく向上していることは注目される。


 さて、いじめについては、「いじめ防止対策推進法」に記されている定義が紹介され、その対策として、①「いじめアンケート」を週1回実施し、年2回、全児童生徒、保護者への電子アンケートが行われていること、②12中学校区へスクールカウンセラーが派遣され小中連携による相談体制があること、③いじめ対策推進支援員の配置による支援や全小中学校教員対象の研修会の実施 などが行われていること示された、
いじめの認知数については中学校より小学校の方が相対的に多い傾向があるが、明確な経年変化の傾向はみられず、解消率は100%に近い。

 次に、不登校については、「1年間に連続または断続して30日以上欠席した児童生徒のうち、病気や経済的な理由によるものを除き、児童生徒が登校しない、あるいは、したくともできない状況にあること」といった定義が示された。
 2019年より、コロナの影響もあろうが不登校児童生徒数は増加の傾向を示し、喫緊の課題となっているとされ、その対応については、
➀多世代ふれあいセンターにふれあい教室が設置され、体験活動等による居場所づくりがなされ、心理カウンセラー3名を含む4名が配置されている。
②宇部市では、全国的にも先進的に全中学校と小学校2校合わせて14校に校内ふれあい教室が設置され、14名の支援員を配置している。県の方で今年度から20校ほど設置されている。
③家庭的な問題に対応するため、スクールソーシャルワーカーを8名任用している。また宇部市の目玉で山口県で一番充実しているが、「こども えがおサポート事業」が8中学校区で実施されている。関係者が月1回集まって不登校対策を協議している由。
④フリースクール等の利用料の一部補助など、福祉担当部署やフリースクール等と連携した支援、⑤Wi-Fi端末の貸出などオンライン学習による学びの機会の充実 が上げられた。

 続いて、校則の見直しについてであるが、宇部市では昨年5月に「宇部市市立小中学校校則見直しに関するガイドライン」を教育支援課が作成し、第2期宇部市教育振興基本計画の基本理念、向上心を持って自らを磨き上げていく「自立」の心、学び合いながら、互いに高め合っていく「共存同栄」の理念に沿う形で、校則のゼロベースから見直しに取り組まれているということである。

 ゼロベースから構想区の見直しを行い、児童生徒が主体的に校則の見直しに関わることで、ひいては「国や社会の問題を自分の問題として捉え、自ら考え、自ら判断し、行動していく主権者を育成していく」という主権者教育にもつながると考えられている。

 この背景としては、国の第4期教育推進基本計画や、昨年5月に施行された「こども基本法」、令和4年12月に改訂された生徒指導提要などがあるとされた。宇部市では昨年4月下旬~5月に教職員、児童生徒、保護者にアンケートを配り、今の校則について意見を聞いたとのこと。(これらの資料を調べてみると、校則の見直しに限らず、全般に生徒指導全般について、まさにESDそのものの方向性がしめされているように感じられる。)

いずれにしても、保護者等の意見も反映して、児童生徒も納得する形で校則の見直しが行われつつあり、毎年検討を継続することが推奨されているようである。

校則は必要な範囲内、合理的な範囲内で制定するものとして、事例として,髪型や髪の色、健康上の問題を生じないこと,合理的な理由が説明できること等について、お話があり、校則の見直し後は、児童生徒、保護者、地域に、学校のHP等で,校則について共通理解を図ることが重要であるとされた。

講演終了後、質疑として
○ タブレットの教材は業者が制作したものか。
➡ 全てデジタルの教科書である。先生方によっては、説明しやすいパワーポイントなど作成して使うこともできる。
○ 紙の教科書は不要なら、ランドセルに重い教科書を詰めて持っていく必要はないのではないか。
➡ 紙の教科書も無償で全生徒に配られている。適宜併用しているということ。

 後半の総合討論の糸口として、まず「これまで受けてきた学校教育について」、宇部高専3年生の藤田歩夢さんがコメントしていただいた。

まず、深く印象に残っていることとして、知識や規律を一方的に教え込まれ手いるということ。先生方が生徒のことを第一に考えて、社会に貢献できる人になってほしいという思いは、学校生活を通して、充分に感じたが、一方で、不満を感じていたことも事実。小学校の時、感じたのは強い束縛感だった。2年生の時テスト中に困っていた隣の友達に鉛筆を貸してあげようとして、叱られたことがあったが、どうして人に親切にすることで叱られたのか分からなかった。子どもが思う、「なぜ?}「どうして?」に対応できていない。

このようなことを何度も経験して、積極的に行動したり発言することができなくなり、その結果、現代の若者は主体性が低くなり、物事を自分のこととして考えることができなくなっている要因の一つである。現在の社会での問題にも興味が薄く、選挙の投票率が低いのもそれが原因であると考えるとのこと。
そして、自分が考える今後必要だと思うことは、子どもが主体的に学べる環境をつくり、主体性、課題発見力、発信力を身につけること。何事にも興味を持って取り組まなくては身につくものでもなく、成長することができない。物事を自分のこととして受けとめ、主体的に考え、社会がかかえる問題に関わっていければ、よりよい社会につながると思うとも。

具体例としては、国語の物語の授業で、終着点を決めないこと。解釈の仕方は人それぞれであり、それぞれが独自の感性で考えることで、自分自身で考える力が身につけられ、みんなで考えを述べ合い、共有することで発進力向上につながると思う。
また、説教する時でも、一方的に反省させるのではなく、子供の声にもよく耳を傾けて、納得させなければ、根本的解決には至らないのではないかとも。

最後に、学校は授業時間や昼休みの時間が決まっており、生徒一人一人に時間を使うことは難しいと思うが、一人一人に向き合って、心の声に耳を傾けて、考えていることをしっかり受けとめることが大事ではないかと思うとされた。

 その後、彼の同僚でESDに興味をもっている増田卓音君の以下のようなメッセージを事務局の方から紹介した。
小学校4, 5年生の時、結構クラスが荒れていた。生徒が騒いだり、先生を殴ったりすることもあった。授業に集中することができず、困った。
学校側が保護者に話しているところで、親の方が反発したり、子供はわがままだから仕方ないと言ったりしていた。そんなことで先生が生徒にまともに手だしできない状況があった。一つ上のクラスにもそういう学級もあった。
 中学校の時、先生が学校の物を盗むといった事件もあった。先生と生徒の間に信頼関係がなかったと思うとのこと。
藤田、増田両君とも、川辺先生の地域研究Aでは、SDGsよりESDに関心があった。
また、増田君は「いいことをしたい」と思ったが、自分でイメージが分からなかったので、川辺先生の紹介もありうべ環境コミュニティー(UKC)に接触して学んでみようと思った由。

 続いて、参考までに、先日1月13日に実施された銀天カタリバについて、世話役の一人である津島さんに簡単な報告をしていただいた。

「この困難な時代、どうする若者」というテーマで、大濱先生や津島さんの指導を受けた宇部工業高校の生徒、高松先生の指導を受けている慶進高校の生徒各4名が20年先を想定して何を考え、どのように生きようとしているか、どのような問題解決に取り組みたいか、どのような分野で活躍したいかについて語ってもらい、市会議員3人、県会議員1人をはじめ、色々活躍されている社会人の方々合わせて総勢30名参加があり、活発な話し合いが行われた、宇部工業高校からは、食糧問題が重要であり、行政はもっと農業を大切にすべき、公営化も考えるべきである。エバンゲリオンの効果的活用、再生可能エネルギーの利用促進、CO2の有効利用など、慶進高校からは、グローバルコースの視点から、外国人が住みやすいまちづくり、会話を主体とする外国語教育、海外への留学体験から日本の良さ、外国の良さを学ぶ、花と緑と彫刻のまちの「宇部方式」の活用などの提案があった。
 参加者からは多世代で多様な交流ができてよかった、よい企画だった。今後も続けてほしいとの意見があった。また議会での活動に活かしたいという市議もおられたとのこと。

これらの話を受けて総合討論が行われた。
○ 藤田さんの話について:日本の大学では学生が授業評価が行われてきた。アメリカの大学の先生と話していると、彼らはそれはあまり評価しない。きちんと教えるべきところはきちんと教えなければならない。教科によっては、カリキュラムに沿って知識をしっかり伝えなければならない部分もある。
教育支援課の話について:親の教育をどうするかも大事、とくに若い保護者にしっかり伝えてほしい。また、親との対応には難しいこともあると思うが、覚悟をもって臨んでほしい、
○ 教育は、教え、育てるものだが、教えるのは先生、校則も生徒の意見を聞くというのも一見格好はいいが、本来はちゃんと先生が作るべきものではないか。また人に教える場合、信頼がないと教えられない。家でも親との信頼がなければうまくいかない。やはり先生と生徒の間の信頼関係がいちばん大事である。
➡ 現場の先生が恐れるのは、親からのクレーム、先生と子供の間に信頼関係があれば保護者との関係もうまくいくのではないかと思うので、子どもに向き合う時間をしっかりとって、信頼関係を築いていく必要がある。

○ 長く教師をやってきて、確かに信頼できる先生の言うことはよく聴く。先ほどの藤田君の話でも先生は、その時どういう気持ちで鉛筆を貸そうとしたのかという気持ちを分かったらよかったし、また後から、事情を聴いて、よく気が付いたねと言ってもらえたらよかった。もともと、江戸時代、家を継いでいくために家や寺子屋で結構いい具合に教育が行われたが、明治維新後、近代教育が導入されて、それがずっと続いてきた。
 タブレットが導入されて、良くなった部分もあるだろうし、一方で、漢字を憶えるにはやはり書いて覚える必要がある。教科書をめくって、勉強することも大事である。教科書の一部を写真に撮って電子黒板に映したり、社会や理科で動画も見やすくなったとか、便利に教えやすくなったと思うが、デジタル教科書は動きが遅いきらいがある。タブレットの使い方について教育委員会で検証をされたらいいと思う。
藤田君が言ったようなことに気をつけながら子供たちに対応してきたが、たとえば、歴史でもいろいろなつながりなどを考えて、本当はこれからの時代を考えたりするよりも、年代や出来事を丸憶えして点を上げる方が、いい学校に行けて、そちらの方に力が入ってしまうといった感じになりがち。外国の人から日本はどんな国、今の課題は何、今後どうしていけばいいと思うといったこと聞かれて、答えられるような、教育をしていくべきだったのではないかと反省している。

○ 藤田君は今回、なぜ自分からこの場で意見を言いたいと思ったのか。
➡ 今は高専で勉強しているが、どちらかというと単位をとるために勉強している。自分で考えて行動する実践をしてみたいと思い、こういう機会をいただいた。
○ 教育支援課の石﨑さんのお話で、不登校問題等についても様々な対応策がとられていることが分かったが、なぜいじめや不登校が増えるのかという原因についても、どこに問題があるのか、教育委員会のみならず、社会全体で考える必要があると思う。
○ 色々お話を聞く中で、やはり信頼関係、コミュニケーションがとれ、自由に自分の意見が言えるということが大事。中学校の先生をしている親友とよく話をするが、保護者のクレームなどに対して先生は誰が守るのかということでは、やはり校長や教育委員会が守らなくてはならないのではないか。
 藤田君は先週の特別サロン2でも事例発表の代役もやってくれ、いい実践になったと思う。やはり自分で考え自分で行動するということが大事で、うちの子供にも小さい時からできるだけ自分で考えさせることに留意して育ててきた。
→ 先生を誰が守るのかについては校長なり教育委員会ということになろうが、何か不祥事があったときに、教育長が頭を下げているシーンばかりが印象に残り、色々活発な意見を表明するような場面はあまり見ない。教育委員会も自分の言いたいことを毅然とした態度で発信することもやっていただきたい。
→ やはりまず校長が守るべき。昔、出前授業に行ったとき、頼まれた先生が顔を出されなかったので不思議に思っていたら、校長室からモンスターペアレントの怒鳴り声が聞こえてきてその先生が怒鳴られているようで、違和感を感じた記憶がある。
○ UKCも会費無料の学生会員を増やして、人のため地域のために、彼らに少しずつ関与してもらえるような体制強化を図っていけばいいのではと思う。このような機会をつづけていくことで、徐々にそのような動きが得られるのではないかと思う。
→ UKCも時代の変化とともに、ボランティアで手伝ってくれる人が少なくなり、苦労している。今年度は言われたような動きになることを期待して頑張った企画を立てすぎたきらいがある。ESDうべ推進協議会にしても、ESDは人づくりであり、本来は一環境団体が事務局をやれる代物ではなく、市に事務局を置いて、環境、平和、福祉、人権、等々含めた組織を考え直す必要がある。銀天カタリバなどで高校生たちを呼び込むのにずいぶん苦労したが、高校まではこういう場に生徒だけで出てくるのはダメで、必ず教員の付き添いが要るということもネックになっている。休日だと貴重な休みに出てきてもらわなくてはならない。高校3年生であれば1年もたたないうちに選挙権を持つようになり、政治家を選ばなくてはならない。一人前の行動を認めていないのに、選挙権があるというのは矛盾していると思う。
○ こういう集まりに出て、いろんな話が聴けて良かった。会社勤めを終えて15,6年自治会などを通して、ボケ防止も兼ねて地域貢献活動をしている。家庭の教育が大事だが、最近は少子化で兄弟も少なく家の中でけんかすることもすくなくなり、子ども会の場もすくなくなっている。役員のなり手がないのが大きな要因。学校はコミュニティから色々支援を受けていると言われたが、みな働いている。いい車に乗って、家を建てたりして、ローンに追われたり、昔に比べて状況が変わっている。政治も何とかしなくてはと思うが、われわれ自身、大人もよく考えていかなくてはならないと思う。
○ 自分も先生と生徒の信頼関係があって良い教育ができるということには非常に共感する。先生方は部活指導だとか、点付けとか、資料のチェックなどに時間がとられてゆとりがなく、ICTの導入で時間外労働が減って、働き方改革が進むのではないかと思ったが、必ずしもそうでもないようで、先生のなり手が少なくなっている。市としてやれる部分は限界があると思うが、今後も教員のサポートをしっかりお願いしたい。

最後に、教育支援課のお二人から全体的な感想を述べていただいた。
➡ 色々な意見をお聞きできて、非常に有意義な時間でした。
先生方が抱えている課題は大きいが、課として支援できるところはしっかり支えていきたい。
➡ 学校現場の問題も大きいが、ほかに大きな問題として、教員不足の問題がある。
今小学校の教員の採用倍率は1.5倍です、私のころは8倍だった。中学校は2倍、昔は7,8倍だった。教育学部を出て、教員免許を取っていても、学校の先生にならない。、
子どもたちの問題もあるが、病気の先生の代わりに教頭先生が担任されたり、他県では、他教科の免許も持った人、たとえば、理科の先生が数学を教えるというようなケースもある。この調子でいくと、5年、10年後が非常に心配です。こういった場で地域の皆さんと踏み込んだ議論ができ、市、県、国にも願いが伝わってほしい。
今日は色々勉強になりました。

 今回は直接知ることができなかった学校現場の状況を色々知ることができ、また様々な対策もとられていることも知ることができました。大変いい勉強になりました。社会の矛盾や問題点の影響を受けた子ども達を学校が一手に引き受けていることに無理があるように感じ、社会全体が教委行くの大切さについてよく考える必要があると再認識することができました。

終わりに、ご多忙の中、貴重なお話をいただいた講演者をはじめ、活発な意見をいただいた参加者の皆様に厚く御礼申し上げます。

非常に長文になってしまいましたが、アーカイブとして記録に残す意味もありますので、ご理解いただければと思います。記述に誤り等ありましたら、[email protected]までお知らせください。(文責:浮田)

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