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先日の新聞にネットいじめの記事がありました。
2022年11月11日
先日の新聞にネットいじめの記事がありました。
2021年度の小・中学校、高校と特別支援学校におけるいじめの認知件数は61.5万件、病気や、経済的理由を除く不登校の小中学生は24.5万人と報じられています。
別に子ども達に限ったことではなく、大人の世界でもツィッターなどでよく問題になっていますが、子ども達の場合は不登校や自殺につながることもあり、より問題が大きいようです。
新型コロナの影響もあるかと思いますが、多忙な学校環境が子ども達のSOSを受けとめ切れていないとの指摘もおそらく外れてはいないと思われます。
世界を取り巻く大きな時代の変化に対応して、教育のあり方を見直す必要があり、持続可能な発展のための教育(ESD)の重要性もすでに20年近く前から認識されていますが、その実は相変わらず上がっていないのではないかと感じられます。
教えることが多く、知識伝達型の教育から簡単に抜け出すことができず、こども達によっては、それについて行くことができず、欲求不満を感じ、いじめに走ることもあるのではないでしょうか。本来はもっとこども達の個性に応じた多様な教育をする必要があると思います。
しかし、それには、先生方の余裕が必要です。人づくりは、国づくりの基本です。もっと教育に予算をつけなくてはなりません。
参考までに、文科省の資料から、2006年度から2020年度にかけてのいじめの認知率の推移を示します。
2020年度はやや低下していますが、近年増加傾向が見られます。
小学校、中学校、高校と年代が上がれば、低下する傾向もあります。
一方、不登校率についても、やはり2012年度あたりから増加していますが、小学校より、中学校の方がかなり多く、2020年度では小学校が1%に対して、中学校は4%と非常に高くなっています。
おそらく子ども達に“将来に希望が感じられない”ということが背景にあるのではないかと思われます。政治家の方はもっと真剣に取り組んでほしいものです。
宇部市は、2018年6月にSDGs未来都市の認定を受けました。
また、同年4月にはESDうべ推進協議会が設立され、ESDはSDGs達成のための人材育成と位置づけて、コミュニティースクールを介したESDの推進に努めてきていますが、諸般の状況により、十分な成果が上がっていません。
みなさまのご理解を得て、なんとか宇部市から、あるいは山口県から、子ども達の希望の持てる未来のために、新しい風を起こしたいものだと思います。
パンフレットは12月17日に開催予定の今年度第2回のESD研修会の案内です。
(文責:浮田)
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