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大阪湾広域臨海環境整備センター(大阪湾フェニックスセンター)について興味をもち、少し調べてみました。
2022年07月20日
大阪湾フェニックスセンターは1982年に設立され、近畿2府4県168自治体、約2千万人の廃棄物の最終処分を主な業務として、大阪湾に4カ所の最終処分場を運営されています。
http://www.osakawan-center.or.jp/images/kankyouka/kannkyoukannri__EA21/kankyohokokusyo2021.pdf
興味を持ったのは、長年、同センターが大阪湾圏域の海域環境再生・創造に関する研究助成制度を継続され、瀬戸内海研究会議が、その運営について業務を受託していたからです。
山口県環境保全事業団も2カ所の最終処分場を運営し、環境保全活動支援事業を継続され、われわれも恩恵を受けていますが、他県ではどうなっているのかも、気になるところです。
埋立処分場へは船で運ばれるようなので、中継点として廃棄物受け入れ基地が9カ所設けられているようです。
4カ所の埋立処分場のうち、尼崎沖は既に満杯となり、泉大津沖は近く満杯になる状況のようです。
同センターは、令和2年度からは市民活動助成制度も設けられ、啓発活動にも力を入れています。
ちなみに以下の動画は、先進的な取組で知られる吹田市のリサイクルセンターの見学と、大阪沖埋め立て地の見学の様子が紹介されており、埋め立て地の規模の大きさを知ることができます。
http://www.osakawan-center.or.jp/index.php/movie
神戸沖埋立処分菜と大阪沖埋立処分場への、令和4年度の廃棄物の搬入状況を参考までに紹介しておきます。
この図は,大阪湾フェニックスセンター全体としてのマテリアルフローを示したものですが、CO2の排出負荷は廃棄物トンあたり5 kg となっています。排出源から中継基地までの運輸に係るCO2は含まれていないと思われます。
最後に、グーグルマップで、神戸沖と大阪沖の両立処分場の位置と、参院選での争点の一つとなっていたカジノを含むIR(統合型リゾート)の計画位置を示しています。大阪万博の予定地も同じ夢州(ゆめしま)であるようです。
それにしても、ずいぶん派手に埋め立てたものですね。
ちなみに、7年前の動画ですが、防災の専門家である河田恵昭京都大学名誉教授が大阪維新の会の都構想に関連して、防災の認識が非常に低いことを批判されています。
https://www.youtube.com/watch?v=hCbLZavQSxg
(M.U.)
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