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地球温暖化の行きつく先は??
2022年04月27日
地球温暖化防止のために、カーボンニュートラル社会の実現が叫ばれています。経済成長と温暖化防止との兼ね合いで、温暖化ガスの放出を想定されるシナリオの範囲で抑制することは大変困難な課題であることは皆さんも痛感されていると思います。それでも私たちみんなが温暖化防止の意識を高めて、色々な温暖化防止の取り組みを進めていくことが大切です。また、ますます厳しくなる環境変化の時代に生きていく私たちが、幸せな状況になることが最も大切なことです。この度、そのような状況を踏まえて、近未来の地球環境激変を想定して物語を書き、出版しました。書籍の題目は「黒潮消失から始まる日々」です。本書は第1部と第2部に分かれており、このブログでは第1部の内容を紹介します。(続くブログで第2部について触れることとします。)
本書は若い人たちに対して、自分の生きる目標-ビジョン-を確立して人生の船出をすることが、如何に大切であるかを説きます。また、壮年期あるいは高齢期の人たちへは、如何にして生死の覚悟を定め、明日への生きる希望を持って今日の幸せを隣人に広めて行けばよいかを示します。
著者は科学的な研究の現役を退いた時から、論理的な世界からも身を引き、仏教の世界における瞑想と信仰の道を目指してきました。宗教を信じる人はそれぞれの神あるいは仏に救いを求めて、祈りの世界で生きて行っていると思います。ただ、現実の日本人の大多数は確固とした信仰の道に入っておらず、無宗教であるか、漠然とした天国あるいは極楽を感じて死後の世界を想像しているにすぎません。
現実に死に直面した時に、どう対処してよいか分からず、現実の身体の苦しみと、これまでの人生を振り返っての苦しみのみを思って、幸せな末期を迎えることが出来ない人が多いように思います。
本書はこれから、老病死を迎える人たちに、ある程度科学的な根拠に基づいた物質世界の世界観を示し、そこから生きている個々の人が持つことが出来ると思われる世界観(著者の世界)を示そうとした。読者が納得して自分の世界観を持とうとしていただければ、それに勝ることはありません。
その人の世界から、神あるいは仏の世界を観ることが出来れば、人は死への覚悟ができると思います。仏教の観無量寿経にあるような極楽の世界、阿弥陀如来の世界をまざまざと観ることが出来、それを信じて死後の世界を託すことが出来れば、人は安寧な死を迎えることが出来ると思うのです。
また、ほぼ光速で広がっているこの世界の外縁よりも遠い光の世界におわします如来のお姿を拝して、次の瞬間に現世に往還することが出来ると感じれば、人生の黄昏になお一筋の残照が照らす深紅の冬薔薇にも浄土からの往還を観ることが出来るでしょう。
そして明日も人に良くしてあげようと思う心が芽生えてくることが大切だと思います。人は孤独に生きるものではなく、人とのかかわりの中で幸せを見つけ、生きて行く糧にすべきです。
NPO法人うべ環境コミュニティー 理事 薄井洋基
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