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第16回人づくり地域づくりフォーラムin山口の報告(第2報)
2022年03月27日
第1報に続いて、印象に残った、高知県馬路村と、長野県小布施町の取り組みの紹介です。
まず、高知県馬路村農協の取り組みですが、馬路村農協の東谷望史組合長による発表です。https://www.yomiuri.co.jp/local/kochi/news/20220215-OYTNT50059/
馬路村は、元々営林署の国有林で栄えた村ですが、林業の衰退とともに、1960年3500人いた人口が、現在は850人程度になっています。当時農協の課長だった東谷さんが1980年頃からユズのポン酢醤油「馬路村」の通信販売に尽力され、1986年には「ごっくん馬路村」のブランドでゆずドリンクが大ヒットになります。
現在売上高は30億円にもなり、農協には加工場等100人以上が働かれているそうです。
https://www.yuzu.or.jp/umajimura/sphone/umaji_story.php
https://www.dreamgate.gr.jp/contents/column/c-strategy/57342
東谷組合長は今年度で引退ということですが、若い課長時代に奔走された努力が、今も着実に維持されているのはすごいことだと思います。若い飛び抜けた情熱やエネルギーが、必要だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=El-Uxcv-msA&t=16s
なお、最近の馬路村プロモーションビデオ2021は林業の現場、柚子栽培の現場、清流安田川におけるアユ漁の魅力など、大変参考になる動画です。
小布施町は、長野市の北東15km弱の信濃川上流の千曲川東岸に位置する、観光都市です。この町も、第一報で紹介した海士町や益田市のように、全国から若い人材の採用に力を入れています。やはりこういった若い人達が絡むと、外に向けてのPRなどもよりスマートなものになりますね。
持続可能なまちのイメージとして、ゼロ・カーボン、ゼロ・ウェイスト、災害に強い町、持続可能な観光 を打ち出しています。
林さんは計画と実践は車の両輪であり、概して計画の方に人気がありがちだが、実践を主導して最後までやり向くことの大切さや実践の場としての地方の重要性を指摘されています。
また役所業務のデジタル化による仕事の合理化も重要な点であります。
2050年におけるゼロ・カーボンの達成については、どの地域においても簡単ではないですが、小布施町の場合は、現状ではCO2排出量の割合は、自動車が約40%、家庭部門がそれに次いでいます。
町では豊富な水力資源の利用などを考えられているようですが、それでも2050年では、森林吸収による削減やカーボンオフセット購入などを当てていかなければならないと予測されています。
地域の活性化にしても、何にしても、やはり人材の養成が重要であり、ファシリテーター、養成の仕組みが用意されているようです。
当然、自治体の首長や幹部が、これら若い人達の発想を受け入れ、実践させる懐の深さが必要であり、、これまで紹介した4つの事例でも、不可欠な要素であったように思われます。
以上雑駁な紹介で挙言う宿ですが、ご興味ありましたら、それぞれネットで発信されている情報などをご参照委仇蹴ればと思います。
https://sotokoto-online.jp/sustainability/10236
https://yamatogokoro.jp/report/45745/
(文責:浮田)
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