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台風10号の前に床波常盤海岸のごみの状況を下見しました。
2020年09月04日
9月12日に予定していた床波黒崎海岸のごみ回収の実施が危ぶまれる中、とりあえず4日午前中に、大型の台風10号の前にどんな状況かを下見しました。
作業日の設定には、様々な条件を考慮しなくてはならず、簡単ではありません。自然的な条件としては、潮位が大事です。あまり潮が高いと黒崎海岸の西奥の岩浜に入るのが困難です。
黒崎海岸に行ってみると、満潮で浜が少し狭いですが、ごみがほとんど見えません。
護岸の上にあった不法投棄ごみもすっかり片付いていました。
わずかに浜の上の方に集められたごみが2,3カ所に見られました。
岩づたいに西奥の岩浜に行ってみましたが、ここもほとんどごみがない状態でした。
7月18日や8月18日の状況に比べて随分違うので驚きました。
http://ubekuru.com/blog_view.php?id=5481
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ところが、またおどろいたことに防波堤を越えた海側の路側に相当多くのごみが散らばっていました。
手前高い県管理の護岸内側にもかなりのごみが見られます。
さらに床波漁港に近づくと発泡スチロールのごみなどが沢山見られました。
漁協の近くで2,3人の方に確認すると、やはり大潮満潮時に浜辺のごみが海にもどること、今回は9月2日の夜の台風9号による強風で、海の波がはじけるときに、ごみが吹き飛ばされ護岸を越えたのではないかということでした。
そこで2日夜から、3日未明にかけての風向と風速を調べてみると、2日21時前後がもっとも風が強く、2日の瞬間最大風速は23.7m/s、風向きも東南東とまさに海から陸に向けての風になっています。
1枚目の図の2日21時頃はちょうど大潮の満潮に近い状況です。これらから、地元の人達のお話は十分可能性のあることと思われます。
さて、今回のごみ回収で、地元有志の方々との主な連携の場になる常盤海岸東詰めの状況ですが、前回7月18日時点と比較すると、流木や発泡スチロール等のごみが結構増えているようでした。
漁具としての発泡スチロールの浮子は持ち運びにもかさばって不便ですし、放置していく間にどんどん細かくなって回収ができなくなります。このような材質を浮子に使用する事は禁止すべきではないかと思われます。
流木も、バイオマス燃料やコンポスト材料に利用するなど有効利用を考えて行かなくてはなりません。またなによりも漁業関係者にもっと関心を持っていただきたいと思います。
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