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“生きている化石”カブトガニを観察しませんか?
2020年07月25日
皆さんはカブトガニをご存知ですか?約2億年も前から現在まで生き続けているため、“生きている化石”と呼ばれています。山口県の資料によると、かつては瀬戸内海と九州北部に広く生息していましたが、埋立て等による生息地の減少等で数が激減し、環境省レッドリストで「絶滅危惧種Ⅰ類」に指定されているとのことです。そんな貴重なカブトガニですが、実は山口湾の干潟でみることができます。山口県内では、山口湾・平生湾・千鳥浜の3つの地域でのみ産卵や幼生の生息が確認されているそうですが、山口湾は、比較的繁殖状況が良い、全国的にも貴重な地域とのことです。
先日、カブトガニ観察の経験者と山口湾の干潟に行ったところ、小さなカブトガニの幼生を見つけました。目を皿にして干潟を見つめてもなかなか見つけられないのですが、さすが経験者はカブトガニが通った後にできる干潟上の模様を頼りに次々と発見していました。
下の写真は中央の丸いものがカブトガニですが、背中に泥をかぶっていると、なかなか見つけられません。
8月22日(土)には、椹野川河口域・干潟自然再生協議会主催の「山口湾カブトガニ幼生生息調査・観察会」が開かれます。ぜひ身近なところに生きる“化石”に会いに行ってみませんか?
観察会についての山口県の報道発表
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/202007/046620.html
(山本ゆ)
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