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床波~常盤海岸の堆積ごみ状況の下見(その2)です。
2020年07月19日
ここでまず参考までに、水産総合センターの環境報告書から、周防灘の春季にけるアサリ幼生の動態をシミュレーションされた結果を引用しています。
この時期はアサリ幼生が山口県沿岸を東から西へ移動し、宇部沖から九州対岸へ流れていく様子が示されています。
下表は一昨年9月に実施した清掃活動では6月から7月にかけての西日本豪雨の影響が感じられたことや、昨年7月に環境衛生連合会常盤支部が、9月15日にわれわれが堆積ごみの清掃を行った後、直撃は避けられたが、台風17号通過後9月22日に結構な量のごみが堆積していることを確認したことなど、うべっくるブログURLを示しています。
今回目に付いた大型ごみの放置状況と、テトラポッドの間に捨てられた弁当殻などの写真です。上の2枚は降り口に置かれた、不法投棄ごみです。ビデオテープなども見られます。
やはりできるだけ早く片付けておかないと、不法投棄を誘発することになると思われます。
かさばる発泡スチロールの浮子は漁具由来ですが、漁業者にも思念に対応してもらいたものです。
一旦道路に戻り、大沢から常盤海岸におりて、状況を見ましたが(上2枚)、ここは比較的大きな流木が見られたほかは、さほどではなかったように思います。
下2枚は常盤海岸東詰めの様子です。やはり発泡スチロールの浮子が多いです。
6月13日に撮った写真とさほど大きな違いがありません。
漁具類はかさばり、近くまで車が入りにくいこともあって、なかなか回収がされません。
発泡スチロールの浮子が目立ちますが、奥まった場所であるので、6月13日の状況とあまり変わらない印象です。
今回の印象として、モニタリングが簡単ではないことを改めて認識したこと、ごみの種類としては、ペットボトルなどいつものごみの他、大型漁具類、小径木、不法投棄の家具ごみ類が目に付きました。
それぞれ発生元になる当事者にもっと注意をしてもらうことが第一ですが、大型ごみの運搬回収はボランティアベースでは困難であるので、行政等の協力が必要であること、場所によっては不法投棄を誘発しない対応も重要であると思います。
夏が過ぎると、また海が持って行ってくれるという言葉が耳に残っていますが、天然の丸太などはいずれ分解して、海の栄養になってくれることも期待されますがプラスチックはどんどん海に蓄積され、またマイクロプラスチックになって海水を汚染することにもなります。
海ごみの問題もっと真剣に考える必要があると思います。(MU)
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