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先月末、2019年度宇部高専地域課題解決型地域教育成果発表会を聴講しました。

2020年03月06日

2月27,28日の両日午後、1時間半ずつくらい宇部高専の地域課題解決型地域教育の成果報告会を聴講させていただきました。

各3~6人程度のグループによる発表で、1年目、複数年目も9分間の発表でした。
充分内容を理解するところまではいきませんでしたが、現役企業人である川辺真也さんの指導よろしく、みんなやりたい課題について自発的、自立的な実践が行われ、その体験を通して多くのことを学んでいるようでした。まさにアクティブラーニングであり、持続可能性も意識されていて、ESDの取組とも言え、頼もしく思えました。

うべ環境コミュニティーが事務局を務めるESDうべ推進協議会が、今年度、山口県環境保全事業団から活動助成をいただき、「プラスチック廃棄物を考えるESDプロジェクト」を実施し、宇部高専や山口大学工学部の学生に呼びかけて、現地施設見学や情報検索によるレポート作成の協力をお願いしましたが、企画及び実行事務等をすべてこちらでやり、学生達はお客様という立場になってしまったようです。しかも世話役が高齢かつ多忙で働きかけが充分でなかった面もあり、当初期待した彼らの自発的な動きや成果は残念ながら得ることができませんでした。

アクティブラーニングを意識した場合、調査研究の成果自体より、参加した学生達の自主性こそが重要であり、その面での成果を重視することが大切だということでしょうね。どうもこちらは、どうも調査研究の成果自体を重視する姿勢が抜けきらないのだと、いくらか反省しました。学生たち自身が、振り返りで、基礎的な背景の理解が不足していたとか自ら気づくことができれば、次からそれが活かされてきます。

廃棄物問題関連では2グループの発表があり、うち1グループはペットボトルのリメイクを通して分別の徹底、ポイ捨て防止を呼びかける活動、2つめのグループは上述のプラスチック廃棄物を考えるESDプロに関連した環境啓発の活動でした。前者については、ペットボトルのリメイクを子どもの環境啓発に利用することはできると思いますが、有効利用の一手法として期待することはやや非現実的と感じました。後者については、こちらが用意した現場施設見学の経験はバックグランドとして役立ってくれたようですが、主眼はやはりイベント時における環境啓発に重点が置かれたものでした。このプログラムが地域課題解決型となっているので、結局そういった取組になるのでしょうね。
ごみ問題に関して言えば、宇部市で実施予定の「ごみ袋有料化」を取り上げれば、面白かったかも知れませんね。

その他のテーマで多かったのは、「宇部市の活性化」に関するテーマでした。たとえば小野プロジェクトとして、「小野和紙」の復活や、「小野スィーツ」の開発で、中山間地域を盛り上げる取組、「山口宇部空港」に魅力ある特産品を開発して販売する取組や、「ときわ公園」をより魅力あるものにする取組などがありました。

小野和紙では紙漉器具の開発を手がけ、小野スィーツではサツマイモの販売から、地元小野スィーツの協力でスィーツをつくり、販売を試みるなど、地元からも歓迎された実践であったようです。このチームには小野ふれあいセンターの武田所長がいろいろアドバイスされたようでなるほどと思いました。山口宇部空港については、空港そのものを観光地にするという発想だったように思いますが、地域を宇部に限らず、空港を窓口にして世界の人びとを山口県に呼びこむインバウンド戦略を考えるような視野をもたれた方がいいのではないかと思いました。

その他、こどもの外遊びを促進するためのゲームの普及などでたびたび「子ども(みんにゃ)食堂」が利用されていたのも印象に残りました。

このプログラムでは多世代交流や、いろいろな職業人と接することで、コミュニケーション力をつけることができます。また企画から事業化まで特性要因図、ロジックツリー、PDCAサイクルなど企業経営の手法も取り入れられています。
また当然ですが、1年目より、2,3年目では学生達が進化している様子がうかがわれました。
今後、このプログラムの更なる発展を期待したいと思いました。 (文責:浮田)

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