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生物多様性市民会議で、安渓先生ご夫妻による基調講演がありました。
2020年02月14日
安渓遊地先生は文化人類学、奥様の貴子先生は生物学のご専門で、お二人とも大学の先生として、また海外の経験も豊かで、広く色々な社会活動をされてきただけあって、たいへん示唆に富んだ興味深いお話を聴くことができました。
右上の写真は、遊地先生のコンゴでの生活、その左下は7年後に里帰りされて歓迎されている写真です。その横の写真、焦点があっていませんが、貴子先生がスペインの林で、ヤギかヒツジが背の届く所の葉っぱを食べるので、独特の形をした古木の声に耳を傾けておられるところです。
まず、20年前くらいか、地元産の木造でご自宅を建てられたことから、話を始められました。
お宅の近くで水田の耕作もしておられましたが、「ご飯一杯には何粒のお米が入っているでしょうか」というクイズを出されました。3000~4000粒らしいですね。
その後、田んぼは多くの生きものを育てるということを、ご飯の量と生きものの数の関係を示した下敷を会場に回覧されました。
すこし見にくいですが、左上ごはん1杯はミジンコ5093匹に、左下ヤマカガシ匹はご飯3500杯に相当します。健全な水田の面積にどれだけの生きものが住めるかという関係だと思われます。
貴子先生が示された田んぼや、その周辺の動植物の写真です。
お手伝いの学生達もたくましくなるようです。
健全な田んぼには多くの生きものが育ちます。
当然、農薬依存の田んぼでは、生きものは育ちません。最近また、ミツバチなど生きものの減少が懸念されているようです。
学生の地域共生実習 故郷のように思ってくれる、たくましい学生達が育っていってくれるようです。
(次に続きます)
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