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第4回ESD研修会 続報「他市における特色ある取組について」第2部その1として、エコチェックシートの紹介です。

2020年01月06日

研修会後半は、山口県立大学の今村主税先生に 「山口市におけるエコチェックシートの取り組みおよびフードバンク山口の活動紹介」について話していただきました。
 今村先生は、山口県立大学 看護栄養学部 栄養学科 准教授を務められる傍ら、山口市地球温暖化対策地域協議会「温暖化とめるっちゃネットワークやまぐち」の代表、特定非営利活動法人「フードバンク山口」の理事長として忙しい日々を送られています。

まず、その1として、夏休みエコチェックシートの取り組みです。山口市環境政策課ととめるっちゃネットワークが、平成27年から、毎年8月の1か月間、市内のほぼ全小学校4年生に配布し、子どものエコに関する関心を高めることを目的に実施されている。

10項目のうち4項目は必須とし、残り6項目についてはそのうち2つを選らんで実施する。月の終わりに、実施できた日数をチェックし、この日数に、省エネルギーセンターの「家庭の省エネ大事典」を参考にして設定された1日CO2排出削減量の係数を乗じて、8月1か月間のCO2削減量を計算させる。
 最後に子供たち自身の感想と、家の人の感想も書いてもらったものを、学校に提出する。

 左下の表は、開始以来5年間のデータのまとめが示されている。1か月の取り組みによるCO2削減量は4トンから6トン程度であり、1人当たり1ケ月のCO2削減量は5 kgから6 kg となっている。

 削減係数の設定や結果の表示にはさらに検討の必要があるかもしれないが、なにより4年生全員に配布して、高い回収率であることは注目に値する。

 データの入力は今村先生自身がやられているようで、頭が下がるが、子供たちは「頑張った」との感想だが、親御さんたちは「すこしさぼった」との感想のずれだとか、「とめ麻呂くん」のコメントを書いたり、面白いところもあるということであった。

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