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先日の「ESD学びあいフォーラムin山口」の補足です
2019年12月27日
12月23日、ESD学びあいフォーラムin山口の補足です。
ここでもスライド類はエポちゅうごくのHPから引用させていただきます。
岡山県からは、岡山市、真庭市、西粟倉村の3自治体が事例発表をされたのですが、岡山市の場合はESDを中心とした内容でした。
年表で示されているように、早くも2005年には岡山ESD推進協議会が設立され、しかも事務局は市役所の環境保全課が担当、2015年にはESD推進課が設置され、活発な活動をされてこられました。
2014年には、ESDに関する世界会議が岡山で開催され、同年、岡山市ESD推進条例まで制定されています。
岡山ESD推進協議会の活動団体は2005年45組織から2019年302組織まで拡大しているそうです。
岡山ESDプロジェクトの重点取組として、
持続可能な地域のイメージの共有、若い人材の育成、公民館でのESD推進、学校のESD推進、有料事例の表彰、ESD活動の拡大、企業・事業者の取組促進、海外や国内との連携 が上げられています。
たとえば、ESD学生インターンシップ、ESDコーディネーター研修や、ESD岡山アワードや、
公民館やユネスコスクールを拠点として市域全域で取り組む、かつ多世代、多様な団体が参加する、コーディネータや大学による継続的支援など、を特徴として打ち出されています。
ESDの内容は当然、SDGsと同様、環境、経済、社会の広い分野にわたっています。
左上のスライドは宇部市のSDGs推進センターの発表で使われたものですが、「人財が宝」、「持続可能な社会の担い手づくり」を掲げるものの、具体例として、「せかい動物かんきょう会議」が上げられましたが、残念ながら、ESDうべ推進協議会のことには触れられませんでした。まだまだ市民権を得ていないと言うことですね。
本フォーラムのコーディネーター佐藤真久先生のお話の中では、現在のわれわれを取り巻く環境は、グローバルで複雑かつ変化の激しい、しばしば予想のつかないな問題であり、個々の部分に拘泥していては解決できないとされました。
それぞれ個人の変容と、社会の変容が連関することが必須であるともされました。
その意味では、滋賀県の環境学習推進計画で示されている図は、個人の変容と、社会の変容の連関創造や、それぞれのステップの認識度も示されていて、たいへん参考になります。
先ず個人の変容があり、それを社会の変容につなげることが大切ですが、SDGsの達成は、本来は価値観の変化も含む、難題であるという認識が必要であるように思われます。
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