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今年度第2回のESDうべ推進協議会が開催され、関連したESD事例発表をUNCCA総会で聴くことが出来ました。

2019年06月15日

今年度第2回のESDうべ推進協議会が開催され、関連したESD事例発表をUNCCA総会で聴くことが出来ました。

6月14日、今年度第2回のESDうべ推進協議会が開催され、忙しい中、14名の方々に出席していただきました。ESD研修会にどなたをお呼びするかや、助成金の申請状況や今後の予定、学校教育にESDやアクティブラーニングを根付かせることの意味合いなどについて、有意義な話し合いができました。

たたき台をつくる段階でネット検索をしていて、岩瀬直樹さんの、こども達の主体的な学びを引き出すことで、先生の負荷がずいぶん軽くなるというインタビュー記事をみることができました。
http://www.u-gakugei.ac.jp/~minalabo/pdf/kotobakobo_2018_4.pdf

とくに以下の一節が印象に残りました。
 僕の時はすごくうまくいっていたクラスが、僕が異動して 1 カ月でもう荒れていたって経験で。いじめらしきことも起きていて。子どもたちは皆「次の先生の授業つまらない」「最悪だ」って言うんです。あぁ、自分は何にもできていなかったんだなって思いました。よく例えるんですけど、「口の開いたコイ」をたくさんつくっていたんです。僕がえさをどんどん放り投げる、それを口を開けて待って、放り投げる人がいなくなったら「えさが来ない」って文句を言う。そういう状態を作ったのは僕だなって。強烈な体験でした。

よく、「面白くなければ子どもは食いつかない」と聞きますが、なにか違うんではないかと違和感を感じていた自分にとっては、「わが意を得たり」という気持ちです。

関連して、翌日15日の宇部市地球温暖化対策ネットワークの総会後の報告会で、長年熱心に環境教育に取り組まれてきた藤山小学校の三好保雄先生から、宇部市の環境教育モデル校として取り組まれてきた成果について事例発表を聴くことが出来ました。

三好先生は長年UNCCAの幹事も務めていただいており、レジメの「2.私の願い」には、先生のESD環境教育に着いての想いが述べられています。

このような先生が一人でも多く、増えていけば本当にありがたいなと思います。

4年生の4月から、社会科の「ごみの利用と処理」の中で、ESDを意識して、身近なところからごみの分別を体験させます。

「わたしたちの宇部」副読本も利用して、事前勉強をした上で、6月からは、宇部市廃棄物対策課とUNCCAの方による出前授業、上下水道局職員による「水育」出前授業、さらには環境保全栓t-、リサイクル追うラザ、食品リサイクル工場、広瀬浄水場の社会見学。10月からは皿もダンボールコンポストの取り組み、1月には生ごみの総量とダンボールコンポストの重さを比較して、ごみの減量を実感させるなどのまとめもなされました。

2017年度12月のことになりますが、「土のひみつ」についてのお話を、三好先生と校区の農家の方の協力も得てやったこともあります。

今年の生徒達によるポスターセッションには都合により参加できず残念でしたが、1年前の発表ではみんな生きいきと発表していました。
http://ubekuru.com/blog_view.php?id=4825

この藤山小学校のESD環境教育の効果の検証として、宇部フロンティア大学の立川先生、三島先生がまとめられた論文の別刷が配布されましたので、この中で2017年の12月に行われたアンケート調査の結果を紹介させていただきます。

この結果を見ると、4年生の最初の時に比べて、ごみや資源についての気持ちや行動が変わった、環境学習は役に立った、ごみや資源のことについて考えていきたいというこども達が多いことがわかり、定性的ではありますが、ESD環境教育の効果が十分見られていることが分かります。

無理かもしれませんが、岩瀬先生を研修会に招聘できればいいなと想います。

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