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上宇部地区における第2回食育イベントの報告
2019年02月27日
上宇部地区における本年度第2回目の食育イベントは平成31年2月24日に開催されました。当初の予定日より遅れた開催でしたが、学校行事との調整が難しくこの時期になってしまいました。今回は上宇部小学校に調理室を開放していただき、日曜日にもかかわらず、上宇部中学校及び上宇部小学校の生徒6名、保護者3名、上宇部自治会婦人部の方々7名、留学生及びその家族5名、うべ環境コミュニティーから4名、合計25名の参加者がありました。
午前9時半に赤田氏の開会宣言と趣旨説明の後、調理に取り掛かりました。上宇部自治会婦人部の方々が用意した食材を使って、下記の4種類の料理に取り掛かりました。
①茶粥
②けんちょう
③いとこ煮
④ちしゃなます
茶粥は山口県の農家の朝食・昼食として食べられていた郷土料理であり、いとこ煮は冠婚葬祭の御馳走として食された料理です。今回は留学生の食事制限も考慮して、肉類は使用せず皆が食事できるように配慮した料理の内容でした。
調理風景
料理の種類が多かったので、2時間ほど調理時間がかかりましたが、各班が無事に調理を終わりました。留学生の紹介があった後、全員で昼食を楽しみました。
食事が終わり、後片づけの後、薄井氏より生ごみの脱水実験への協力依頼があり、脱水実験のやり方の説明がありました。実験方法と脱水率の計算方法は前回と同様です。
今回の脱水率の結果は下の表のとおりです。
1班 脱水率= 25.0% 2班 脱水率= 11.8% 3班 脱水率= 4.5%
4班 脱水率= 28.0% 5班 脱水率= 0.0% 平均脱水率=13.9%
同じ生ごみで、同じ遠心脱水装置を使っているので、脱水する量は同じはずなのですが、このように結果にばらつきが出てきました。茶粥などの残りは家庭に持ち得ることにして、生ごみは野菜の残ったのがほとんどのグループは脱水率がゼロになったり、水分の多い残飯になったグループは脱水率が大きくなりました。脱水率の平均値は前回の食育イベントの際の実験結果や、日本の家庭で実施していただいた脱水実験の結果とほぼ同様の結果でした。即ち、今回も平成30年5月に宇部市に提案した、生ごみの脱水によるごみ減量の提案内容を裏付ける結果が得られました。
今回の上宇部小学校における食育イベントに対する、上宇部小学校・中学校及び地元の皆様のご協力に感謝いたします。(HU)
食事をしながらの交流
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