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代替フロン対策の強化がなされるようです。
2019年02月05日
ハイドロフルオロカーボンHFCはオゾン層破壊係数が大きい特定フロンに替えて、家庭用・業務用冷凍空調機器に冷媒として使われている。
フロン排出抑制法では、回収を義務づけていて、罰則もあるが、徹底されず、回収率は30%程度と不十分な状況である由。
今回の法改正では、義務づけや罰則を強化して、このプロセスの徹底が図られる予定である。
参考までにこの図は、フロン類のグループ分けで、六フッ化硫黄以外はそれぞれ何種類かの化学物質からなるグループである。
左側のグループがオゾン層破壊係数が大きく、フロン回収破壊法の対象。右側のグループが温暖化係数が大きく、京都議定書対象の温暖化に係る代替フロン3ガスである。https://www.env.go.jp/council/06earth/y066-01/ref05.pdf
冷媒の回収率と回収実施代数率の推移が示されているが、冷媒回収率は改修実施台数率の半分強であることがわかる。
下記の文献には、この辺りの原因等について、詳しい考察がなされている。
https://www.env.go.jp/press/y0615-06/mat05.pdf
最後に、日本における地球温暖化ガスの排出量の最近の推移を見たものであるが、寄与割合はCO2が92.3%、HFCが3.3%、その他のフロン類を合わせると3.8%である。
このHFCによるGWG排出量は4千万トンCO2、マイカーによるものは7千380万トンCO2、そして現在西沖の山に建設を計画されている120万kWの石炭火力発電所からの排出量は7千860万トンCO2とされている。
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