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おしどりマコ・ケンお笑いライブに参加して大変良かったです。
2019年02月01日
1月20日、宇部で開催された、おしどりマコ・ケンお笑いライブ に参加して、しばらくご無沙汰になっていた福島原発事故の現状を含めたお話を大変興味深く聞くことができました。
さすが、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のプロだけあって、2時間近い長丁場飽きさせることなく、当然ですが、滑舌もよく、聞き取りやすく、立て板に水のお話でした。
最近は報道されることも少なくなっていますが、東日本大震災後の原発事故発生から現在までの経緯を、自らの足で継続的な取材活動を通した内容のお話なので、とてもよい勉強になりました。
都合で参加できなかった方々、是非、だまされたと思って視聴していただきたいと思います。
また、赤字を出してまで、開催された主催者の方々に敬意を表します。
https://www.youtube.com/watch?v=7e6VUImQmrY
https://www.youtube.com/watch?v=J2httJuNEIA
特に印象に残った映像ですが、川俣町の山中に30年かけて作られた牧場のきれいな風景写真です。
この昔に戻れなくなったご夫婦の悲しみ、いまだに原発事故を「あれ」としか表現できないほどの悲しさ、無念さを話されたときは、胸がつまりました。
奥様はこの写真を見ることもできないと言うことでした。
この写真を示しながら、福井県の大飯原発3、4号機運転差し止め請求事件の平成26年5月21日の福井地裁の判決文の一部が紹介されました。
「たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である」 https://blogos.com/article/86873/
それと、もう一つ強く印象に残ったのは、講演依頼によくドイツに呼ばれるようですが、どの高校にいっても、講演の後、いっぱいの質問が出るそうです。
しかも、よく調べられた内容のある質問が多いそうです。小学生の頃にチェルノブイリ原発の事故のニュースを聞いた世代のようです。
幾度もの招待は、プロテスタントの団体によるということでした。
日頃、キリスト教と仏教を比較して、元々は仏教の方が自然との共生、環境倫理に優れた考え方であると考えてきましたが、現在の日本の状況とドイツの状況を比較すると、必ずしもそうとも言えないと考えさせられました。
ドイツの方が、自分でやたことは自分で責任を持つという姿勢がしっかりしているのでしょうね。
また、高校生からの質問で、日本の高校生は支持政党を持って居るかと逆に質問されて、答えに窮した由。たしかに民主主義の社会にあっては、日本の学校は窮屈すぎるところがありますね。
原発と石炭火力、どちらも重要なベース電源として、ベストミックスに位置づけられていますが、悩ましい問題です。
原発は事故の危険性、放射性廃棄物の処理処分管理の問題、石炭火力は地球温暖化の問題。
出来るだけ早く再生可能エネルギーにシフトすることが大事です。そのためには、炭素税や、環境税について真剣に議論すべきであると思います。
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