宇部市環境学習ポータルサイト「うべっくる」では、山口県宇部市で行われる環境イベント情報を募集しています。環境イベントに関する情報はこちらからお知らせ下さい。
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「わたしと地球の環境展」に行ってみませんか。
2018年05月26日
5月24日から5月28日まで、ココランドのアリーナで表記の環境展が開かれています。
いま、世界で問題になっている、地球温暖化、水問題、生物多様性など幅広い立場から考えることができる展示になっています。
とくに印象に残った点として、一つは、いま、まさにわれわれが力を入れて取り組もうとしている、ESD(持続可能な開発のための教育)にの草創期に主催者の国際組織であるSGIが深くかかわっているということでした。
世界に初めて、地球環境問題について警鐘を鳴らした、1972年に発表された有名な「成長の限界」というレポートは、マサチューセッツ工科大学のメドゥス博士らによって、書かれたものです。これを委託したローマクラブのペッチェイ会長と池田SGI会長が1975年に会談され、その後、2002年から始まった「ESDの10年」の制定にSGIが重要な役割を果たされたということです。
レイチェルカーソンやトィンビーの言葉にも素直に耳を傾けることが大切だと思います。
印象に残ったもう一つの点は、世界の環境取り組み先進都市として、クリチバ、フライブルグ、ヴェクショー、マスダールシティの4つの都市の紹介です。
水に関しては市内の中村建設さんの、飲料水製造装置などの展示も行われています。
クリチバ市は、資源ごみを野菜と交換するシステムが紹介されています。
いま宇部市で力を入れている、ごみ減量についても、ダンボールコンポストを家庭で作り、それを集めて、おいしい農作物を作るなり、あるいは昔ながらの土に穴を掘って埋め、土地に戻ればこれも農地に返すというような循環システムが普及すれば、現在1人1日当たり1kgを超えているごみ量をH34年の0.84kgまで減量するという宇部市の目標達成も夢ではなくなるのではないかと思います。
最後注目したのは、産油国であるアラブ首長国連邦の太陽光エネルギーを利用したエネルギー自立都市の建設計画です。
なんとなくこれら中東の産油国にはいいイメージは持っていませんでしたが、彼らは石油が枯渇した後のことをいま真剣に考え、また石油に頼らない人工技術的な挑戦に興味を感じた次第です。
ネットには色々な情報があり、なかには、そう簡単ではないという記事も見られます。
ちなみに、ESDの中で養いたい能力のうちに、「批判的に物事を考える力」というものが挙げられていますjが、いろんな情報があふれているネットの世界では、これから要求される大事な能力だと思います。
初日のごく短時間に会場を覗いた印象を述べさせていただきましたが、子供さんにも興味がもてるような手になども工夫されており、せっかくの機会ですので、時間が許せば是非言っていられるといいと思います。
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