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4月29日塩田川の一斉清掃が自治会の皆様によって行われたようです。
2018年05月02日
いつも自転車で通る塩田川、地元自治会の一斉清掃のおかげで、さすがにごみが見当たりませんでした。草の除去も一部の地区では行われたようです。
両岸犬走りのところへの土のたまり方、草の生え方はさまざまなようで、簡単ではありません。①上の写真では右岸の方が草がやや多いですね。
テニスコートより下ると、③の辺りでは、犬走りには草はあまり生えていません。土もさほどたまっていません。
県道490号線を超えると、沼方面からの渡内川が合流して、神原公園の南を、琴芝駅の方に、流れますが、④の上側では、左岸の方に草が多いです。④の下の方でも土の堆積や草はさほど多くはありません。
このあたりまでは、対流することが比較的すくないのかもしれません。琴芝駅の⑤辺りからは、地域の人が花壇もきれいに整備されていて、掃除も丁寧にやられていることもあるとは思いますが、土の堆積、草の繁茂もあまりみられません。
ただ、もうすこし下って⑥の上辺りからは流れが停滞することが多く、特にミグ⑦右岸側の犬走りに土の堆積が多く、地元の世話役の方が一人でこつこつ土を水路に落とす作業をしておられました。実際この辺りは所々草が茂ってそこにごみが良く引っかかっておりました。
不思議なのは左岸にはあまり土がたまっていないことです。右岸側はJRの線路、左岸側には民家があるので、地元の方々が、堆積した土をこまめに清掃されているのかもしれません。今度機会があれば他⑦確認使用と思います。
ところで話は違いますが、上流のテニスコートの護岸②のあたりはコンクリートの製品で、生き物が隠れて住める隙間がありません。低水敷のところも同じです。
下流のJRの線路の護岸は一応石垣ですが、目をモルタルかでふさいでいますし、低水敷の護岸はコンクリートのタイルでやはり隙間がありません。
つまり、雨水排水の機能だけを重視して、生物多様性の配慮はなされていません。それが、海の生物生産性を貧弱にする一つの要因であると思われます。
5月2日、昨夜からの雨で、地元の人が作業されていた場所辺りの水位は増えていて、流れが停滞していました。このような状態で犬走りに土がたまることになるわけです。
きれいに清掃されたはずですが、一部上流から流されてきたごみも対流していました。
おそらく真締川河口部が満潮で、自然硫化で水がはけないためと思われます。
真締川ポンプ場はまだ本格的に動いていなかったようですが、やはり、満潮時で、河口部の水位が上がっていました。
出口のところで、スクリーンを通るためか、幸い真締川までは、ごみが流出していませんでした。
確かに一昔前に比べると水はきれいになっていますね。でも「水清ければ、魚棲まず。」ということもあります。除いた草をごみ焼却場で燃やすのも、海の生産性にとっては問題なんですね。
生物多様性に関連して、都市内の水路や小河川の生物多様性が、沿岸域の生物多様性や、水産資源の生産量にも、密接に関連していることを考えていただければと思います。
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