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9月12日宇部教育サークル定例会で学ばせていただきました。
2017年09月13日
9月12日夜、2時間ほど、藤山小学校で行われた宇部教育サークル定例会で学ばせていただきました。環境省プロジェクト関連で宇部フロンティア大学の2先生を含め4名が参加しました。
三好先生は若手の先生が作成された教材も使って、宇部の御撫育用水や開作の歴史のお話をされました。このような教材準備には随分手間がかかるだろうと思いました。
藤岡先生は給食を例にとって、使われた食材の種類数を上げさせ、意外に大奥の食材が使われていることを気づかせる、そしてそれらを、エネルギー源、体をつくるためのもの、体の調子を整えるものの三群に分けた図を示し、バランスよく食事を取ることの大切さを教える授業でした。
途中、薄井館長が環境省プロジェクトで現在進めている、環境学習のプログラムデータベースの整備について説明し、先生方の意見を聞きました。
これからさらに、わかりやすく、先生方から選んでいただきやすく、整理を進めていく予定であること、登録者はこどもの教えるプロではなく、また教える内容も随分高度な内容になってきていることから、教え方の研鑽が重要であること、環境学習と言っても、環境倫理や道徳に関連した内容も含んだものとしたいという、当方の意向をお伝えしました。
学校の近くの森としては、幌南小学校の百年の森、西宇部小学校、川上小学校などの名前が上がりました。この頃は手入れが行き届いていないのではないかとのことでした。
三好先生からは、TOSS(Teacher‘s Organization of Skill Sharing)のねらいが、簡単ですぐ応用可能な教え方の開発と共有にあるとされ、いきなり、地域の指導者に授業全体をお任せするのではなく、先生がコーディネートしながら、地域の指導者の専門的な知識なりを引き出していくといったやり方からスタートしてはどうかというコメントがありました。
女性の先生が、二年生の算数の引き算の教え方を紹介されたプレゼンでは、文章問題としての表現と、それを説明する図をどのように使い、最終的に式としての表現がどうなるかの説明でしたが、こどもの発達段階と、理解度に大きな個人差もある中での先生方の苦労が想像されました。
最後の植木先生のお話は4年生の道徳、食育の部分として、肉食性動物と草食性動物の歯の違い、人間の歯は両者を兼ね備えたものであることを示し、ライオンはシマウマのどこから食べるか? その理由はなにか? を考えさせ、こども達に、野菜をよく食べるこやと、歯を大切にすることの大切さをこども達につよい印象を持って伝えられる工夫がされていました。
どのプレゼンも10分程度で、十分大事な点が伝わるように、教材が工夫されていました。
話は違いますが、こども達の机の上に置いてあった科学漫画の質の高さに大変驚かされました。
結構高度な知識が盛り込まれていますが、価格は1200円+税でさほど高くはなく、。全国の学校の図書館でも大変人気があるとのことでした。
最後に植木先生からこども達用ではありませんが、番外編として、芥川賞受賞の又吉直樹と太宰治についての不思議な因縁のお話があり、とても興味をそそられました。
全体を通して、地域の人達が学校教育に関わる場合には、まず学校の現状について、よく理解し、教育法の基本を身につけていくことが大事であると思われました。
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