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アンモニアの製造工程の工場見学に行きました
2017年08月30日
平成29年8月28日(月)に宇部市内の小学生を対象とした宇部興産(株)藤曲工場見学会を開催しました。この見学会はうべ環境コミュニティーが本年度実施している環境省事業(協働取組加速化事業)の一環として開催したものです。今回の事業はうべ環境コミュニティーの主催とし、宇部市環境政策課と宇部市教育委員会の後援をいただきました。
今回は、宇部市内の全小学校の5年生に工場見学の参加の呼びかけを行いました。保護者の希望があれば参加可能としました。また、低学年の参加希望者も受け入れることとしました。参加者総数は29名(小学生20名、保護者4名一方、宇部高専生3名、助務局から2名)でした。
今回の出前授業は宇部高専の社会貢献部の学生(物質工学科3年生)3名(倉重、中尾、永瀬)が担当することとしました。また、教材作成には上記3名の他に社会貢献部の奥田さんが協力しました。
当日は、13時に宇部市役所前に集合し、バスで宇部興産(株)藤曲工場に向かいました。藤曲工場の会議室において山本哲之藤曲工場長のご挨拶があり、その後、高専生の出前授業が開始されまさいた。約30分間の出前授業においては、アンモニアの製造工程を小学生にも分かるようにかみ砕いて説明し、途中でクイズ(工業用水の価格、石炭の価格、ナイロンの価格を3択で当てる)や、アンモニアの匂いを嗅ぐ、原料のペトロコークスを見せる、などの工夫をして説明を行いました。
高専生は子ども達に対する出前授業は初めての経験であり、時間の配分や、質問に対する応答の引き出し方など、苦労している面はありましたが、伝えたい要点は何とか伝えていました。説明が終わった後、質問を受け付けたところ、小学生から、①どうすれば窒素さんと水素君が結婚するのですか? ②アンモニアからナイロンはどうやって作るのですか? 等の質問が出ました。工場における反応条件とか、反応経路を理解していないと応えられない質問であって、高専生は立ち往生をしてしまいました。適当に工場の方が助け船を出して乗り切りましたが、後で講演者は「もっと勉強しないと」と反省していました。
出前授業に引き続いて、液体酸素と液体窒素を用いた、「ユリとか菊の花を瞬間的に凍らせる実験」と「風船を液体空気に浸してどうなるのでしょう」の二つの実験が行われて、子ども達は目を輝かせて実験の面白さを体験していました。今回は時間に少し余裕があったので、子ども達全員が瞬間的に凍らせる実験を行うことが出来ました。小学校1年生の子どもも恐る恐るではありましたが、無事実験を行うことが出来ました。子ども達は強い印象を受けたと思います。
実験終了後、バスに乗車して工場内の施設を見学して回りました。工場内の写真撮影は禁止されているので、残念ですが、ここでは紹介できません。
工場見学の後、隣接したメガソーラー施設を見学しました。子ども達は普段目にするソーラー発電のパネルの数よりも圧倒的に広大な規模のメガソーラー施設に圧倒されていました。
ご協力いただいた宇部興産㈱藤曲工場の皆さまに感謝いたします。 文責 薄井
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