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蒲田黒湯温泉ホテル末広から送っていただいた温泉水

2017年08月17日

写真の水は、腐植質をたっぷり含んだ温泉水で、文字通り黒褐色をしています。

東京出張の時はよく泊まっていましたが、確か弱アルカリのまったりしたお湯です。

何のために無理を御願いしたかというと、
1)宇部市と、宇部アイカがインドネシアブンカリスの水道関係の研修員を9月から10月にかけて受け入れる際、先方の着色した水道原水を浄水過程で脱色する実験を行うための模擬水を調製するためと、
2)もう一つは、近くときわ公園で行う、小学生向きのエコ教室で宇部市上下水道局の方々と協力して、浄水実験を行うのに着色水を調製するため
です。

電話で無理を承知でお願いしましたが、こころよく、すぐに送っていただきました

熱帯泥炭湿地の腐植を多く含んだ土壌に由来する褐色の水がブンカリス市の水道の原粋として用いられていて、これをうまく除去しないと、塩素消毒でトリハロメタンが高濃度に副生するおそれがあります。

着色成分の成因、由来が異なるので、どの程度性質が異なるのかわかりませんが、とりあえず、適当に希釈した上で、模擬原水として、利用させてもらう予定です。

これは宇部市の上下水道局の職員の方が小学校の出前授業で、なかなか興味あるまたわかりやすい装置を使って、浄水場における浄水過程を理解させる実験風景です。

実験ではカビ臭成分のジオスミンを少量加えて、この場合は粉末活性炭で佑着してにおいを除去する実験が行われていました。

今回、8月26日に、ときわ公園で開催される、宇部青年会議所主催の行事では、一部着色水を調製して、同様の実験をやれば面白いのではないかと思っています。

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