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三丘徳修館に徳永豊さんを訪ね、里山再生の現場を見学の続報です。
2017年08月05日
徳修館を見学してから、徳永さんの案内で、そのまま少し山に登り、1ヘクタールの竹林を伐採して春夏秋冬の森づくりや三丘ゆめ広場を整備しようと実施されている現場を見学させていただきました。
徳永さんには今年2月の環境サロンに来ていただいて、興味深いお話を聞かせていただきました。
http://ubekuru.com/blog_view.php?id=4419
昨年度、森林づくり県民税の事業?で、竹林を伐採し、伐採した竹は、バイオマスエネルギー実験のために、県が搬出してくれたそうです。
草はよく生えるので、草刈りに要する手間は大変大きいようです。また、結構大きい孟宗竹だったので、根が残っていて、草刈り機による草刈りには危険が伴います。
最近は1週間置くともう刈らなければならないような状況ということです。
とても少人数では対応できず、コミュニティーとして、体制づくりが検討されているようです。
人力では竹根を全部除去することは難しいので、このような建設機械によってやらないと、らちがあかないそうです。
定住促進については、空家の調査、建具の修復や、清掃など、かなり徹底した取組がなされ、昨年度は6家族が新しく移住されたとのことでした。
丘の上の竹林伐採の空間には春夏秋冬の樹木をゾーンに分けて植える計画のようです。
三丘ゆめ広場づくりはEPOちゅうごくの補助を受けて、ESD推進の一環として、三丘小学校のこども達に自ら考えさせて、企画し、その夢を実現するというもので、引き続き外部団体の助成を受けて、整備を進められる予定です。
今後の課題で挙げておられるように、どのように維持していくか、かなり広いエリアだけに、しっかりした体制づくりが必要であるように感じました。
最後に、この前のサロンで話された三丘パン研究会の活動に関連して、徳永さんの自宅のパン焼き窯と現在完成間近な加工場を見せていただきました。
これでパンも売れるようになるそうです。
国産小麦を使ったパンで、山口県は全校の給食が県内産の小麦“せときらら”を使ったパンだそうです。熊毛地区でも16haで、せときららが栽培されているそうです。
右上の写真はキジア台風で川床が荒らされた後、37℃の温泉がわいたことを徳永さんの実家の方が見つけられたということで、三丘温泉の始まりのようです。
それにしても、周南市の職員であった方がリタイヤしてもこのような活動をリードして尽力されているのには大変感銘を受け敬意を表したいと思います。
徳永さんのような公務員がどんどん増えることを期待したいものです。
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