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ときわ湖の潅漑施設関係の情報をSNSから勉強させていただきました。
2017年07月06日
先日7月1日の環境サロンで、いくつかの灌漑施設の話を聴き、現物を見学しましたが、荒手、本土手、新土手、常盤池、夫婦池など、色々な地名などが交錯し、よく理解できませんでしたので、ネットで調べてみました。
誤解していることもあると思いますので、間違いがあればご指摘いただければ幸いでです。
1943年に完成した常盤用水路は厚東川末信から管水路、開水路や逆サイフォンを経て、常盤湖の北側の入江に導水されています。平成19年に近代化産業遺産に指定されています。
また、常盤湖の一連の灌漑施設が、世界かんがい施設遺産として登録されたのは昨年平成28年11月のことで、記憶に新しいです。同年度に国内では14の施設が認定(累計27)されていますが、弘法大師が築造した満濃池と並んでいたのは光栄なことです。
1698年に完成した常盤池南端の本土手と、西側の切貫が主な出口になっています。これに加え、本土手の下にある女夫池も草江等の農業用水になっています。
則定、野原、野中、梶返の農業用水は切貫から供給されていると思われますが、一夜勉強では、完全には把握できません。
本土手の所からは、後になって宇部興産工業用水路の取水が行われるようになっています。
うべマニアックスのブログサイトでは、マニアックスというだけあって、実に詳しく現地踏査され、大変参考になります。
左側の写真は常盤池からの溢流水が女夫池に入る水路、右側の写真は女夫池左岸の下端からの農業用水(塚穴川)です。
一昔前なら、図書館に行って調べるのにとても時間がかかったと思いますが、今は部屋に居ながらにして、多くの情報を得ることができます。
本土手の横にある、工業用水の取水施設です。
女大池(夫婦池)の右岸にある水路が工業用水のものか、農業用水も含まれるのか定かではないですが、うべマニアックスのサイトでは、190号線以降の工業用水管路の経路を詳しく追跡されています。
下の写真は切貫の農業用水の公園内水路と西駐車場南側から、グーグル衛星写真で緑の帯になっているあたりに、水路が出ていたと思われますが、今は途中までは管路になっているようです。
たまたま、「飄」という同人雑誌で、福本哲夫さんが「風雪の宇部史(4)~宇部モンロー主義の謎を追う~」という一文を読ませていただきましたが、椋梨権座衛門のほかに、田所市左衛門が江戸から東條九郎というすぐれた技術者をリクルートすることに成功したことが記されていて、興味深かったです。
歴史の世界も、植物の世界も少し勉強したくらいではなかなか全体の把握ができません。しかし世の中には、色んなことで、自分で調べ、有益な情報を発信しておられ鵜rかたがいるんだなあとあらためて感心しました。
マニアックスの管理人の方にも、是非、小中学校の特別授業で活躍していただきたいと思います。
(文責:浮田)
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