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5月30日宇部市上下水道局の職員による出前授業「水育」を参観しました。
2017年05月30日
藤山小学校の4年生に対して、6月6日に行われる、浄水場を含めた社会見学に先立って、宇部市上下水道局の職員による出前授業「水育」が行われたので、参観させていただきました。
「食育」は良くききますが、「水育」もいいですね。
藤山小学校は宇部市から環境学習モデル校として指定され、これが第1回目の授業になります。
上下水道局総務課の職員5名がこられ、実験を含めた授業でしたので、こども達も興味深く聴き入っていました。今日の先生役は井上修一さんです。
まず、授業に先立って、5分館ほど、環境学習プログラムによる啓発効果を検証するための環境に関するアンケート調査が行われました。
時々、問題が出されて、動画や音楽も流しながら、こども達をうまく参加させる工夫もされていました。
たとえば、1人1日に使う水道水の量をペットボトルで何倍かを、まず3択で選ばせその後、正解は動画で、こども達に声を出して数えさせます。
水質浄化実験は、実際の浄水場のあらかじめ臭い物質を加えた原水500mlを用い、これに粉末活性炭を加えて臭い物質を吸着させて、その前後で臭いをかがせます。
次に、PAC溶液を加えて、凝集させ、沈殿させます。
最後に、傾斜しながら、砂ろ過装置に、上澄みを入れさせ、下から澄んだ水が出てくることを確認させます。
こども達は、それぞれ臭いを嗅ぐ前に強く振り混ぜたり、薬品を入れた後、つよく振り混ぜたり、ゆるく混ぜたり、みんなで楽しく体験していました。
実験装置は手作りのもので、ろ過砂は中山浄水場の本物の砂を用い、一部砂層に残った活性炭は沈降速度の稚貝で分離して取り除き、次の実験に再利用すると言うことです。
活性炭や、凝集剤のPACは小さい栓付き試験管にあらかじめ、下図だけ用意してありました。
今回たいへん工夫された授業で、よい勉強をさせていただきました。水道局職員の方々の立派なサービス精神に感心しました。
授業の終わりに、いちばん伝えたかったこととして、水道水は、1)おいしい、2)安心して飲める、3)めちゃ安い ということ言われました。
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