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9月20日。東見初最終処分場の見学ができました。

2016年09月21日

昨日、台風がそれてくれたので、環境省プロジェクトの見学研修会ができました。

まず、午後一番に、宇部港東見初最終処分場をバスの中から見学させていただきました。

この処分場は公共関与の管理型最終処分場で、(財)山口県環境保全事業団が管理し、宇部興産コンサルタント(株)が指定管理者として、運営を受託しています。

埋立面積: 93,726㎡ 、埋立容量: 1,038,000㎥
で、うち産業廃棄物〈735,000㎥〉、一般廃棄物〈131,300㎥〉、覆土分〈171,700㎥〉
埋立期間: 平成20年~平成35年(15年間)となっています。

同社のお二人が、バスに同乗していただき、説明を受けました。

全体が海面埋め立てですが、陸側の広いエリアは、浚渫土の処分用地になっていて、最終処分場の方は沖側にあります。

実際に見てみると結構広いことに驚きます。

産廃プラが目立ったのは以外でしたが、最近徐々に増えているようです。

黒く見えるのは、焼却灰の溶融スラグか、鉱さいか、聞き忘れました。

最終処分場の海面に廃棄物を入れるわけですから、余水が発生しますが、これは中和処理などの処理後にポンプで公共下水道に送られ、東部浄化センターで処理されます。

大体日量500m3程度で、塩分濃度は28‰ということでした。海水が34‰として、ほとんど海水に近い濃度です。その他、フッ素や、ホウ素など、下水道の流入濃度の基準が守れるように管理されているとのことでした。

平成24、25年度の平均の受入量は、55.5千トン程度で、内訳としては、汚泥が65.3%、鉱さいが11.9%、燃えがらが8.3%などとなっています。

宇部市の環境保全センターからの持ち込み、すなわち宇部市のごみ処理に由来する処分量は、「宇部市の環境」より、合わせて7240トンであり、全体の13%を占めています。

ごみ問題を考える場合は、最終処分場が不可欠であり、それがどうなっているのかを、よく理解しておく事が大事でです。  (浮田)

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