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環境省より平成26年度PRTRデータの概要等について-化学物質の排出量・移動量の集計結果等の報告がでました
2016年03月05日
PRTR法(化管法:特定化学物質の環境への排出量の把握及び管理の改善の促進に関する法律)に基づいて平成26年度の集計結果が環境省から報告が出ました。
PRTR法対象物質には以下の二つの範疇に分けられています。
第一種指定化学物質(462物質)
①人の健康を損なうおそれ又は動植物の生息もしくは生育に支障を及ぼすおそれがあるもの
②自然的作用による化学変化により容易に生成する化学物質が①に相当するもの
③オゾン層を破壊し、太陽紫外線の地表に到達する量を増加させることにより人の健康をそこなうおそれのあるもの
④その有する物理的科学的性状、その製造、輸入、使用、又は生成の状況等からみて、相当広範囲な地域の環境において当該化学物質が継続して存すると求められるの
第二種指定化学物質(100物質)
上記の有害用件①~③のいずれかに該当し、かつ④その有する物理的性状からみて、その製造量、輸入量又は使用料の増加等により、相当広範囲な地域の環境において当該化学物質が継続して存することとなることが見込まれるもの
この法律の中にPRTR制度というものがあり、有害性のある多種多様な化学物質がどのような発生源から、どれぐらい環境中に排出されたか、あるいは廃棄物に含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを把握し、集計して公表する仕組みです。
対象となるものは上記の第一種指定化学物質(462物質)で一定条件を満たす事業所は毎年1回、この法令に基づいて国に報告するように義務ずけられています。
国はこのデータを集計し、開示しています。
この狙いは国としての環境改善への取り組みの元となるもの以外に事業者の自主的な改善活動の自覚・促進、そしてこの法律の特徴でもあるが、継続的な公表により市民の有害化学物質への理解やレスポンシブル・ケア対話集会などでの企業との話し合いの材料とすることがあります。
この法律が施行され集計データが開示された平成13年度から今回報告された平成26年度までの環境中への排出量の推移をグラフにしてみました。
開示開始から平成26年度までに排出量は約半減してりますが、大部分が大気中への排出ということは変わっておりません。
とりあえず速報的に全国の集計の年推移のみ報告しましたが、今後整理し報告したいと思います。(P)
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