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今日は昭和基地開設記念日
2016年01月29日
今日は1957年(昭和32年)日本の南極観測隊が南極・オングル島への上陸に成功し、昭和基地を開設した日です。
先の1月14日タロとジロの日 にも記載しましたが、1957年7月1日から1958年12月31日まで続いた国際地球観測年に合わせて日本を初めとして12か国による南極での観測がスタートした。
敗戦後、10年余り、物資もあまり余裕のない中、使われた船、「宗谷」は当時すでに建造後18年経過したもので戦時中は特務艦として使われた代物、何とか手直しして使用された。
その他、あらゆるものが初体験、試行錯誤の中の準備であった。
1957年1月25日、「宗谷」(隊員53人、乗組員77人)は南極大陸のアフリカ大陸側にあるリュッツオールホルム湾にたどり着いた。
そして29日、湾内のオングル島に永田武観測隊長らが上陸「昭和基地」と名づけた。
昭和基地には、西堀栄三郎隊長ら11人の第1次越冬隊が残った。
第1次の昭和基地
欧米の観測隊は物資も豊富、それに比べ、日本隊は小屋の様な不十分な施設と物資の中で、厳しい気候に耐えながら観測をしていた。
翌年1958年2月、越冬隊は分厚い氷の海と荒天にたたられ、飛行機で脱出せざるを得なくなり、カラフト犬15頭の犬は置き去りにして去った。
そして昭和基地での観測は第6次まで続けられたが「宗谷」の老朽化などで昭和基地はいったん閉鎖された。
その後、観測船「ふじ」を新しく建造し1965年に第7次観測隊が派遣され現在に至っている。(P)
現在の昭和基地の全景です。
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