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妊婦の長期喫煙者ほど子どもが低体重児傾向に
2016年01月08日
環境省が2011年から全国で約10万組の子どもたちとその両親に参加して調査しているエコチル調査で分かったことです。
妊娠中の女性の喫煙期間が長いほど、より低体重の子が生まれることが判ったそうです。
妊娠前に喫煙をやめても、子の低体重につながる可能性があるとのこと。
喫煙期間が生まれた子の低体重に影響することが分かったのは初めてのこと、低体重の子は将来、肥満などの生活習慣病になる危険性が高まるであろうとのこと。
これは全国の妊婦9369人と生まれた子を分析した結果、喫煙経験のない妊婦が出産した男児の平均体重は3096.2グラムだったが、出産時まで喫煙していた妊婦の男児は2959.8グラムと136.4グラムも少なかった。
一方、妊娠初期に禁煙した場合は、喫煙経験なしよりも27.8グラム少ないとの結果だったとのこと。
エコチル調査は現在の変わりゆく生活環境のなかで環境の汚染や変化が人の健康などに悪影響を及ぼす可能性(=環境リスク)が増大しているのではないかという懸念があり、なかでも、化学物質など環境中の有害物が子どもの成長・発達にもたらす影響が深まっているのではないかということで環境省が2011年より開始した大規模な調査です。
全国15地域で調査に賛同してもらえる妊婦さんを募集し、2014年までに103,106名が参加されることになった。
そして2015年から本格的な調査が開始された。
赤ちゃんがお母さんのお腹にいる時から13歳になるまで、定期的に健康状態を確認し、環境要因が子どもたちの成長・発達にどのような影響を与えるのかを調査です。
化学分析についてはデータが得られるまでに時間を要するため、まずは、分析データを用いないものについて随時公表される様です。
表記、妊婦の喫煙有無に対する調査の結果はその初めの調査結果の様です。(P)
エコチル調査の詳細については下記環境省のHPにて閲覧できます。
http://www.env.go.jp/chemi/ceh/about/
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