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家庭で生ごみを使ってガス発生
2015年12月26日
食べ残しなどから堆肥をつくれる「コンポストボックス」の進化版が開発され、それが公表されました。
生ゴミや動物の糞から出る「バイオガス」を抽出し、キッチンのガスコンロで利用できます。
そしてガスも肥料も作れて一石二鳥、環境にも家計にも優しいものの様です。
開発したのはイスラエルのHomeBiogasという小さな会社です。
どんなものか、実際に使っている様子を見てみましょう。
実際にゴミを装置に投入しているところです。
この装置の仕組みです。
投入したミルク・肉・野菜・動物の糞などの有機物は腐敗し、バイオガスが発生、発生したガスはフィルターを通り装置の上部に蓄積され、配管を通じてキッチンに運ばれ消費されるという仕組みです。
1キログラム分の廃棄物から200リットルのガスが生み出され、1時間ほどコンロを使える計算だそうです。
2013年度の統計によれば、日本人1人あたりが出す生ゴミの排出量は1日平均972グラムで、一般家庭でこのコンポストボックスを使えば、1日分のガスを十分に賄えます。
しかも、生ゴミから出る年間6トンもの二酸化炭素排出を削減できるため、環境にも優しいものです。
車に例えると一年分の排気ガスに匹敵するそうです。
装置を組み立てているところです。
この装置は家庭用として開発されており、組み立てにかかる時間はたったの2~3時間ほどで、簡単なものです。
2016年の5月から配送開始を予定しており、通常販売価格は1,500ドル(約18万円)になる予定だそうです。
ただ、残念ながら日本からの注文はまだ受けつけていない様です。
宇部市でこのような装置を導入すれば、生ごみのゴミ焼却にかかっている莫大な費用も低減でき、一石三鳥といったところです。
是非、国内でもこのような装置を開発し、販売して欲しいものです。(P)
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