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北九州次世代エネルギーパークの見学メモ(つづき)

2015年10月21日

ひびき北緑地の風車の高さは等の高さ65mと羽美長さ35m合わせて100m。

右上:沖合に見えるのは、観測越冬と、2000kWの洋上風車です。

右下:北九州市は白島から藍島を含む、港湾区域に大規模な洋上尾風力発電の計画を持っています。

白島は男島と女島からなり、男島にはすでに20年近く創業している560万kLの石油備蓄基地があります。

地図の右上は、現在下関市で計画され、住民の反対運動が起こっている安岡沖の洋上発電の計画地です。

北九州市の洋上風力発電は、最近の情報によると、7000kWの風車を70本、49万kWという巨大な規模です。

北九州市と下関市のこのケースでは環境条件が異なりますが、われわれが電気を消費する以上、原子力発電は放射性廃棄物の処分や事故の恐れ、石炭火力は温暖化ガスの排出で問題がある中で、再生エネルギーの開発をしなくてはならず、むずかしいところです。

やはりまず、省エネ型社会の構築に力を入れるべきでしょう。

その後、同埋立地に立地する、ひびきエル・エヌ・ジー(株)のひびきLNG基地を見学しました。

受け入れ設備、LNG貯槽、LNG気化器、熱量調節設備、付臭設備、出荷設備などからなります。熱量の調節はLPGを混ぜることによって行われます。

製造された都市ガスはパイプラインで、筑紫、鳥栖、久留米、佐賀に送られるほか、その他の九州北西部のガス工場にはLNGのままローリーで輸送されるとのこと。

LNGは9割近くがメタンであり、LNGの比重は0.43~0.48です。

右下図から、LNGは-162℃に冷却すると、1気圧で液化し、体積は600分の1になる。同様にLPGの場合はー42℃まで冷却すると液化し、体積は250分の1になる。

ひびき灘LNG基地のLNGはマレーシアサラワク州ビントゥル省などから輸入されているとのことでした。

隣接地には、LNG火力発電所が計画され、太陽光発電も設置されていました。LNG火力のGWG排出量は石炭火力の0.975kgCO2/kWhに対して、0.519kgCO2/kWhと、約半分です(https://www.env.go.jp/council/06earth/y0613-16/ref06-16.pdf)。



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