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ベクレルってなに?シーベルトってなに?
2011年12月14日
2月15日、第3木曜日の環境サロンは、第5回 ベクレルってなに?シーベルトってなに?放射能の基礎知識です。
前回の環境サロンで、福島原発事故って一体何が起こったのか、という討論で、
1,放射能のことについて基礎的なことを知りたい
2,福島現地の被災者は将来、発病した場合どうなるのか、
3,同じレベルの事故が西日本で起きたらどうする?
などの疑問や意見が出されました。
このことは、3月11日以降、放射能汚染とどう向き合うか、が大きなテーマになっていることを示しています。
また、このことは、否応なしにそうなったとしか言いようがありません。
「私は文系だもんね、知らんよ」
「この年になって物理の初歩か」
「別にそんなことを知らなくて生きていきたいよ」とか、個人的には愚痴のひとつもこぼしたくなりますが、原発事故が起きてしまったのは、悪夢ですが、厳とした事実です。
濃度は低いとはいえ、西日本一帯にも放射能の雨は降っています。福島県から避難されてきている人たちがいます。迎え入れる県内には、幸い原発はあ りませんが、佐賀県玄海原発、島根県島根原発、愛媛県伊方原発に囲まれ、上関原発の計画も白紙撤回されているわけではありません。
災害の専門家は、「中南海地震の可能性はとても高い」としてしています。(環境サロン第1回、弘中秀治さんの報告)
さらに、放射性瓦礫の全国拡散、粉ミルク・食料の汚染なども報じられています。
結局、どうすればいいのでしょうか。
自分で考え判断する能力を養う以外にないのではないでしょうか。そのためには、専門家の意見を謙虚に学んで自分なりの選択をする力をつけることだ と思います。
このような趣旨から、環境サロン第5回は、基礎講座に絞ることにしました。講義形式ですが、質問の時間も確保しています。講師の先生には、中学か ら高校生、一般社会人向けのレベルでお願いしています。
3月18日には、小出裕章さん講演会を同趣旨で、宇部市・宇部市教育委員会の後援をいただいて準備しています。(主催:小出裕章さんのお話を聴く会)でも、会場が大きいし参加者も多いので質疑応答には十分な時間がとれないと思われます。
進行では、小規模サロンの良さを生かしたいと考えています。質問を用意して参加いただければありがたいです。
なお、講師の増山教授は、今年7月と8月の2回、福島県南相馬市などでの、警戒区域一時立入スクリーニングに参加していらっしゃいます。
http://web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~mashi/screening0808.pdf
【講師のプロフィル】
http://www.sci.yamaguchi-u.ac.jp/phy/zikken5/mashi.html
増山博行教授 略歴
1966年 山口県立萩高等学校を卒業
1970年 九州大学理学部物理学科を卒業
1975年 京都大学大学院理学研究科博士課程から山口大学文理学部助手として赴任
1978年 改組により物理学科の担当。同年10月より助教授
1992年 理学部教授
1995年 改組により自然情報科学科物理学講座へ編成替え
1998-2001年 山口大学機器分析センター長
2003-2008年 山口大学理学部長
2006年 改組により大学院理工学研究科自然科学基盤系学域所属、理学部
物理・情報科学科担当
2012年3月 定年退職予定
現在(2011年4月)の役職・委員等 山口大学教育研究評議会評議員 共通教育物理分科会長
所属学会
物理学会、放射光学会、結晶学会、中性子科学会、天文学会、時間学会
担当授業科目(平成23年度)
共通教育 現代物理学総説、物理学実験B
学部教育 力学Ⅰ、力学Ⅱ、物理学概論、特別研究
博士前期課程 誘電体物理学特論
博士後期課程 構造相転移特論
ぜひ、お誘い合わせのうえご参加下さい。
場所:宇部市まちなか環境学習館・銀天エコプラザ3F
とき:12月15日午後7時~9時)
参考:【バス】「宇部中央バス停」徒歩3~5分
【電車】JR宇部線「新川駅」徒歩7分~10分
(環境サロン「3・11以後の暮らしと環境問題」
定員は、30人です。
申し込みは、TEL 0836-39-8110
宇部まちなか環境学習館については、
http://ubekuru.com/
をご覧ください。 (担当:安藤公門)
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