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ウルトラファインバブル
2015年10月07日
ウルトラファインバブルは10億分の1メートルというナノサイズの泡。
日本で発見されそうです。
この小さな泡がどんな役目を果たすのか、興味があります。
直径10億分の1mという、ナノサイズの泡に注目が集まっていて、
水揚げした魚をこの泡の入った水に10分間つければ、
刺身の賞味期限がのびるとのこと。
また、養殖魚や農作物の成長が促進。さらには環境に優しい洗浄水や、
医療分野では細菌やウイルスの破壊に利用されるなど、応用が広がっています。
秘密は気体の種類を自在に変えられること。
国の試算では将来的に経済効果は10兆円以上という日本発の極小の泡。
養殖魚を育てるのに酸素のウルトラファインバブルを使ったところ、
2倍近い速さで成長するものが出てきたそうです。
通常1日しかもたないさばの刺身が、
窒素のウルトラファインバブルの泡の入った水に
10分間つけるだけで5日間、鮮度が長持ちするそうです。
細菌やウイルスよりも小さなバブルの存在が明らかになったことで、
医療への応用が加速しています。
慶應義塾大学理工学部の寺坂宏一教授の研究室では、
空気のウルトラファインバブルを使って、
環境に優しい洗浄の研究を行っています。
また、九州大学先端医療イノベーションセンターの大平猛特任教授は、
オゾンのウルトラファインバブルを使って細菌や
ウイルスを殺す実験をしているそうです。
目にも見えない小さな泡が、とても大きな働きをします。
今後もおおいに期待したいものです。
日本の力(発見・発想)はすばらしいですね。(K)
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