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COP21に向けて最後の大量排出国が目標を提出

2015年10月02日

 今年の12月にフランス・パリで開催予定のCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)において、国際社会は2020年以降の新しい温暖化対策の枠組みに合意しようとしています。

 この「パリ合意」にむけて、各国が2025年/2030年に向けた新たな温暖化対策の目標案を国連に提出しつつあります。

 そして本日、世界で3番目に多く温室効果ガスを排出しているインドが2030年に国内総生産(GDP)当たり05年比で33〜35%削減する目標を国連に提出した。

 これで中国、アメリカをはじめとした大量に温室効果ガスを排出している国々の目標値がそろった。

 温室効果ガスの排出削減は1997年12月の京都議定書が先進国が対象だったが、11月30日からパリで開かれる国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)では途上国も含め、すべての国が参加する温暖化対策の新枠組みを目指している。

 これまで世界の排出量の9割近くを占める148カ国・地域の目標が出そろった。

 二酸化炭素の国別排出量(2012年)のグラフ

 ◇主要国の温室効果ガス削減目標

 中国 2030年にGDP当たり05年比60〜65%減(遅くとも30年を排出のピークとする)

 米国 25年に05年比26〜28%減

 欧州連合 30年に1990年比40%以上減

 インド 30年にGDP当たり05年比33〜35%減

 ロシア 30年に90年比25〜30%減

 日本 30年に13年比26%減

 韓国 30年に対策を取らなかった場合に比べ37%減

 カナダ 30年に05年比30%減

 ブラジル 30年に05年比43%減

 メキシコ 30年に対策を取らなかった場合に比べ25%減

 インドネシア 30年に対策を取らなかった場合に比べ29%減

 豪州 30年に05年比26〜28%減

 南アフリカ 遅くとも25年を排出のピークとする

 是非とも有効な合意が締結されることを切に願うものです。(P)

 出典:毎日新聞

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